三太夫の「おれのいうことは正しい」

「株式投資」「将棋」「動物」をこよなく愛する頑固なひねくれ者の悠々自適な晴耕雨読生活

JCUが通期業績予想を上方修正

今日はJCU (4975)の第1四半期決算発表があり、

通期予想の売上~純利益をそれぞれ4-5%くらい上方修正しました。

決算発表直前だった今日の相場では、マイナス1.56%とまとまった下げでしたが、

この業績に素直に反応して、明日はこれを取り戻してくれるかどうか。

 

昨日、大規模な自社株買いを発表した日産車体 (7222)は今日もプラス2.40%と続伸です。

しかし、いかんせん含み損が大きすぎて(まだマイナス11.23%)、

この流れのまま一気に水面へ、という妄想は現実味がありません。

ちょっとずつ上がっていって、なんとか暴落が来る前に片付けば。

配当利回りも低いので、この銘柄はやれやれ売り上等です。

 

一昨日の決算発表受けて、昨日大幅高だったオリックス (8591)も、プラス1.44%と続伸しました。

これで7月6日の高値を抜き、緩やかながら上値を切り上げる上昇トレンドになったかもしれません。

 

お祭りに入って5日目のサカイ引越センター (9039)は、プラス3.80%でした。

爆騰した高値圏で値固めをするどころか、更に上値を伺っているように見えます。

レイティングの変更もあったそうなので、その影響かもしれません。

中途半端な材料に依った思惑含みの祭りではなくて、

確固たる業績の数字と、今後の業界内での立ち位置について明るい見通しを伴っている祭りなので、

すごいチャートになりそうな期待が高まります。

 

積水ハウス (1928)が、

「分譲マンション用地の購入に関する取引事故につきまして」というリリースを出しました。

表題からして不穏な印象だったのですが、その中身は、積水ハウス自身の不祥事という最悪のものではなく、

詐欺のような被害にあって、63億円を騙し取られたとのこと。

このお金が返ってくるかどうかはわかりませんが、通期業績予想の修正はしないそうです。

通期の純利益予想は1280億円で、そのうちの63億円なので5%くらいですか。

積水ハウスの脇が甘かったのかどうかはわかりませんが、

この金額がそのまま損失になったら、結構痛い気がします。

 

日経平均は20,000円前後でずっと横ばいですが、

22,000円とか23,000円とかいう威勢のいい声はほとんど聞かれなくなり、

マイナス材料の話題が多くなってきた気がします。

こういう雰囲気になる前、皆が総楽観状態の時に暴落が来るのだと思っていましたが、当てが外れました。

次の自民党総裁選では、石破総理誕生かという話題も上がっていますが、

もしそうなった場合には、市場の反応はどうなるのでしょうか。

経済政策的にはアベノミクスとは全然違うらしいので、その真価はともかく、まず初動としては売られそうです。

あっさりデクセリアルズ売却……

今日は寄り付き前の気配値がいかにも弱々しく、

デクセリアルズ (4980)もずるっと落ちてしまいそうな感じだったので、

約定はしないだろうなと思いつつ、買値よりちょっと高めでの指値注文を入れてみたところ、

寄り付き直後に少し跳ねた際にひっかかってしまいました。

その後は結局マイ転してしまい、結局今日の高値圏では売れたことになったのですが、

長期的に見ると早売りしてしまったということになりそうな感じです。

まあ、いつ急落が来ないとも限りませんし、66万円の買付余力が戻ってきたことで良しとします。

今年の3月に、同じような状況でやれやれ売りをしてしまったイーブックイニシアティブジャパン (3658)などは、

売ったところがド天井で、現在はそこから40%近く下落して元の木阿弥になってしまっています。

結局のところ、この先の展開如何で去来する感想は、全て結果論に過ぎないということで。

 

とにもかくにも、これで残りの塩漬け銘柄は3つとなりました。

その一角である日産車体 (7222)が昨日、

発行済株式総数の8.43%にも及ぶ、大規模な自社株買いを発表。

これだけの規模はなかなか無いと思いますので、今日の株価には大いに期待しました。

実際、プラス12.67%となったのですが、悲しい哉、

元の含み損の規模が莫大だったので、水面はまだまだ見えてきません。

元々上昇気味のチャートではあったので、ここから本格的に水面を目指してくれれば御の字です。

 

昨日の決算発表を受けて、どうせ大幅安だろうと覚悟していたオリックス (8591)は、

今回はプラス3.37%と好意的な反応でした。

 

ここ1ヶ月で原油ETFが急速に戻してきているおかげで、

ポートフォリオ全体の含み益がプラス19.68%となり、時価総額も最高を更新しました。

原油ETFの巨大な含み損を抱えていながらのこの数字には、ちょっと違和感があります。

それだけ個別株の状況が良いということですが、

VIX指数にも表れているように、投資家心理は緩みきっている気がします。

業績が好調なのは間違いなく、これが堅調な株価の支えになっているのだと思いますが、

ひとたび暴落が来れば、好業績など関係なく叩き売られますから、

これからどこかのタイミングで訪れて、暴落をもたらすであろうマイナス材料をはねのける力にはならないと思います。

 

この夏を無事に通過してしまうと、夢のような相場環境が1年間近くも持続したことになります。

上級者の条件の一つは、バーゲンセールをものにできるよう、暴落局面で買付余力を温存できていること。

現在の買付余力は9%弱ですが、個別銘柄はほとんど整理が済んでしまって、あとは原油ETFから取り戻すほかありません。

原油ETFが買値に戻る(!)のと、次の大暴落と、どちらが先に来るのかという問題ですが、

そもそも前者は未来永劫訪れない可能性もあるような気がします……。

損切りは不本意ですが、やはり、思い切った決断は必要なようです。

税金を還付してもらうためにも、今年の売却益と相殺できるだけの損切りはしなければなりません。

 

今年中に利益確定を予定しているすかいらーく (3197)の売却益もあてにしているのですが、

今のところ、株価が全く冴えないのは悩みの種です。

サカイ引越センターのお祭り続く

サカイ引越センター (9039)のお祭りは、あれよあれよという間に3日目となりました。

今日は、前場のマイナスから力強く切り返してプラス1.92%です。

連日のように売ってしまいたい衝動に襲われるのはお約束ですが、今のところ、まだ握りしめています。

 

一方、お祭りとまではいきませんでしたが、デクセリアルズ (4980)も前場のマイナススタートから、

後場の後半で盛り返して僅かながらプラス引けでした。

終値では、ほぼ水面に顔を出しています。

これも売ってしまいたい衝動が波のように次々と押し寄せるのですが、どうすべきか、まだ考えはまとまりません。

500株で66万円分保有なので、もし欲張ったが故に売れずに再び沈んでいってしまった場合、

その後悔たるや、筆舌に尽くし難いものがあります。

300株をやれやれ売りして、残りは粘ってみるというのもありかもしれません。

やっぱり面倒なので、全部やれやれ売りしてしまえばすっきりできそうです。う~む。

 

エクセディ (7278)は今日も終日堅調で、プラス1.62%で終えました。

先週金曜日の強力な牽引役であったこの3銘柄は、週が明けた今日、軟調な地合にあっても反落はしなかったことになります。

利益確定の売り圧力がそれほど強くないのか、あるいは買いによって完全に吸収されているのか。

エクセディは100株なので売る余地がありませんが、

あとの2つに関しては、いつ売るかという贅沢な悩みが続きそうです。

 

今日はオリックス (8591)の第1四半期決算発表がありました。

オリックスは、倒産も懸念されたという噂のリーマンショック期を教訓にして、

不況時にも利益が落ち込まないように業態を変化させてきているようです。

業績は順調なのですが、なぜか株価はすっきりしない推移がずっと続いています。

そして決算発表の度に、これでもかというくらいに叩き売られるイメージが強く残っています。

という訳で今日の発表内容ですが、問題のない順調な進捗のようです。

どうせ明日は大幅安でしょう。

ヒアリ考

先日、テレビでヒアリについて紹介した番組を観ました。

 

これまでの報道をなんとなく聞いていた限りでは、刺された場合に被害が出るということで騒いでいるという印象でした。

これだと、20年くらい前に話題になったセアカゴケグモの時を思い出します。

その時も同じことを考えましたが、今回も個人的な感想としては、

有毒な生物として昔から身近にいるスズメバチマムシ等は差し置いて、

ヒアリだけを殊更騒ぎ立てる理由があるのかどうか(騒いでナンボのワイドショー的なレベルのネタなのではないか)と、

訝しく感じていました。

 

しかし、その番組で紹介されたところによると、ヒアリは人間の社会に深刻な被害を与える重大な存在であるようです。

オーストラリアでは、既に定着してしまった一つの都市から国内に拡散するのを防ぐべく、

かなりの国費を投じて対策を打っている様子でした。

 

ヒアリの影響は、まず農業に対して及びます。

根をかじるといった農作物への直接的な被害に加え、アブラムシと共生関係にあるようで、

アブラムシの分泌液から栄養をもらい、アブラムシの天敵であるテントウムシを排除してあげることによって、

両者が共闘してしまいます。

また、ヒアリが混入している可能性のある農作物は出荷できなくなりますので、

その対策としての洗浄や検査のためにも、手間と費用が必要になります。

 

また農業以外でも、電気の基盤をショートさせてしまうこともあるとか。

 

これだけの要素があると、ヒアリの影響はセアカゴケグモの比ではないという気がします。

元々の生息地であるアマゾンには、他のアリを含めた競合者や天敵がいるため、

ヒアリの繁殖がある程度限定されますが、それらがいない地域では爆発的に増えてしまう可能性があります。

 

駆除については、ヒアリに卵を産みつけて寄生するノミバエ(通称ゾンビバエ)を利用する研究が行われているそう。

ヒアリ1匹ずつに卵を産みつけるので、駆除の効率が悪いような気がするのですが、

ヒアリ1匹から生まれたノミバエ1匹が、次には数十匹のヒアリに卵を産んでいけば、それなりに数は減っていくでしょうか。

それでも女王アリを叩かないことには、ヒアリ総数の増減としてはイタチごっこになってしまいそうです。

女王アリの口に入ると不妊になる毒入り餌も紹介されていたので、個人的には、それを大量にばらまくのが一番効果的な気がしました。

働きアリが毒入り餌を巣に持ち帰って、それが女王アリの口にまで届く可能性が高くないのかもしれませんが。

 

日本にとっては、まだ「水際の攻防」と言えそうな今のうちに徹底的な対策をとっておくのが肝心でしょう。

また、世間の話題に乗ってぎゃあぎゃあ騒ぐのが大好きなだけの国民に対して、

正しい知識を辛抱強く啓蒙していくことも肝要だと思います。

サカイ引越センターから優待券が到着

3月に権利を取ったサカイ引越センター (9039)の優待券が、7月25日に届きました。

社内報と一緒になっていましたが、ずいぶん遅いタイミングでの到着です。

「メイン」の方の優待であるお米は、6月9日に届いていました。

今回届いたのは、引越代金の30%割引券が2枚です。

 

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お米と比べると、こちらはサブ的な優待なのかもしれません。

今回初めて取得してその内容を確認したのですが、

残念ながらサカイ引越センターに対する愛着を少し失う原因となりました。

 

まず、この優待券は繁忙期である年度末から年度始めは使用できません。

引越というと、この時期に行うケースがほとんどだと思いますが、

そこで使用できないというのは、株主に対する誠意に欠けるという感じがします。

 

また、見積もりに来てもらった際に優待券を渡すことになり、

その後で成約しなかった場合でも、優待券は返ってこないとのことです。

優待券は2枚ありますし、引越もそう頻繁にするものでもありませんので、

見積もりだけで優待券が返ってこなくても別に構わないのですが、これも気持ちの問題でしょうか。

株主に対する誠実さが乏しいという印象がちらついてしまいます。

 

実際にサービスを利用してもらうことは、株主に対して最高のIR活動になると思うのですが、

少なくとも優待券の利用を積極的に推進しようという姿勢は伺えません。

真偽の程はわかりませんが、

「優待券を使用するために専用窓口の電話番号にかけてみても、なかなか応答しない。」 

というネット上の書き込みもありました。

 

末席ながら、お気に入り10銘柄に名を連ねてはいるのですが、

この優待券を見て、少し冷めてしまいました。

現在200株を保有しているのですが、優待は100株で頂けますし、配当利回りも高くないので、

100株は売ってしまうことにしました。

折しも、ここ2日間で爆騰したので良いタイミングだったのかもしれませんが、

結構きれいな上昇トレンドを描いていますし、業績も快調で上り調子ですので、

早売りは我慢して、もう少し待ってみようと思い直しています。

これが「祭り」というやつか

先日来のライザップ祭りを羨ましく横目で見ていましたが、

なんと我がポートフォリオにも「祭り」っぽいと形容できそうな日がやってきました。

 

昨日の業績発表を受けて、

今日は、一時的には、3銘柄が東証1部の値上がり率トップ10に入るという華やかな1日になりました。

最終的には5位、9位、11位です。

 

まず5位はデクセリアルズ (4980)で、プラス13.89%。

こちらは期待通りの跳ね具合で、一時は一気に含み損が無くなって水面に顔を出してしまいました。

65万円くらいを拘束されているので、やれやれ売りしてしまいたいのもやまやまなんですが、

業績の流れを考えると、少し欲張って利益を狙っていってもいいかなという気がします。

とりあえず、月曜日の動きに大注目です。

これが打ち上げ花火に終わることはないと思いますが……。

 

9位は、なんとエクセディ (7278)で、プラス9.15%。

昨日は「無風」の決算内容かと思ったのですが、何故か爆上げでした。

私の理解が浅かったのか、特にこの騰げの理由はないのか、

どちらなのかはわかりませんが、とりあえず嬉しいです。

年初来高値を更新しました。

 

そして11位は、まさかのサカイ引越センター (9039)で、プラス8.75%。

強い動きは継続すると期待はしていましたが、今日も続けて大幅増になるとは。

かなり心が揺れて利益確定してしまいたくなったのですが、

最新のPERを計算してみると、まだ20倍程度だったので、

今期の間はもう少し上を目指せるのではと妄想して、握力を強めました。

初級者の早売りからの脱却を目指して。

 

また今日は、昨日一昨日と連続で大幅下落していたリコーリース (8566)も反発したので、

この分も大きく寄与し、ポートフォリオ全体としての値動きは、まるで日経平均が200円以上も上昇したような雰囲気でした。

これが、たまたま相場の地合が軟調な日と重なったことで、

ポートフォリオの個人的な「祭り」の印象が、より強調される結果となりました。

ここまで指数との差が大きく開いたのは初めてかもしれません。

ポートフォリオ時価総額も過去最高を更新しました。

 

今日は、JPX (8697)とカワタ (6292)の第1四半期決算発表もありました。

共に期初の予想の範囲内だったと思いますが、

カワタは、予想通りとはいえ昨年比でかなり悪い数字だったからか、

昼休み中の発表を受けて、後場は大きく売られてマイナス2.44%と沈みました。

 

ポートフォリオをよく見ると、カワタの他にも、

チャーム・ケア・コーポレーション (6062)がマイナス3.14%、

JCU (4975)がマイナス1.91%、

日本コンセプト (9386)がマイナス1.55%、

きょくとう (2300)がマイナス1.26%、

日産車体 (7222)がマイナス1.81%と、

指数の動きと一致して、1%以上下げているものも多数ありました。

 

実に銘柄ごとの浮き沈みが激しい日となりましたが、

全体の流れ云々というよりは、個別物色中心の相場であることを象徴しているでしょうか。

通期予想の上方修正3連発

今日は、主力どころの業績発表が相次ぎました。

 

やや愛着を失って、100株分の売却を決めたサカイ引越センター (9039)。

ちょうど今日が第1四半期決算発表でしたが、ひとまずこれは通過して様子を見ることにしました。

発表は14時20分と予定されていましたが、それに先立って後場寄り直後に謎の急騰。

そして決算内容は……。

ここまでの月次売上が良かったので、予想通りとも言えましたが、

各利益額は前年同期比で70-80%の増加となり、通期の業績予想も15%くらい上方修正しました。

この好調な業績は既に織り込まれていて、

発表後は「出尽くし」で下げるかなとも思っていたのですが、実際の反応は爆騰げでした。

さすがにここで売ってしまおうという考えも頭をかすめたのですが、

どうやら引越業界はサカイ引越センターの一人勝ちの様相なので、まだ業績好調は続くとみて思い留まりました。

長期的な方針でドライバー等の人材を育成してきたことが、一人勝ちにつながっているようなので、

このリードに対して、他社が短期で追いついてくることはないかもしれません。

社内報でも経営陣の自信満々な言葉がありましたので、もう少し利が乗る可能性に賭けてみます。

 

未だ残る塩漬けの中にあって、比較的多めの資金を投入してしまっているため、

その業績が気になるデクセリアルズ (4980)。

これまでの流れから、数字は良さそうだという雰囲気にはなっていましたが、その通りにいい内容が出てきました。

通期利益を46%も上方修正なので、さすがに明日の株価は素直に騰がってくれそう。

さあ、塩漬け解消に向けた上昇トレンドを加速することができるでしょうか。

 

既に観測報道が出ていたキヤノン (7751)の第2四半期決算。

やはり通期業績予想を上方修正してきました。

純利益を20%ほど上方修正で、1株あたり利益が202.68円です。

また、今回の中間配当は75円と発表され、これは昨年度の年間150円と同じペース。

配当性向が70%以上と、まだ高めではありますが、一時はタコ足配当になっていましたから、

それと比べれば雲泥の差です。

 

と、この3社は揃って通期見通しを上方修正して、文句の無い決算無内容でした。

最後に、エクセディ (7278)の第1四半期業績は修正無しの無風。

最近の自動車業界は、明るい話題がやや少ないでしょうか。

なんとか、下方修正はしないように頑張って欲しいと思います。

 

業績発表組とは対照的に、リコーリース (8566)は2日連続の大幅安。

もともと高値圏だったとは言え、かなり不安な展開になってきました。

更に積水ハウス (1928)が配当権利落ちだったので、

1,000株保有しているこの2銘柄の激しいマイナス寄与によって、

業績発表の明るい話題とは裏腹に、ポートフォリオの損益は寂しいかぎりの数字でした。

 

特に、明光ネットワークジャパン (4668)のマイナス3.93%と、

吉野家ホールディングス (9861)のマイナス2.57%は気になります。

吉野家ホールディングスに関しては、輸入牛肉の関税引き上げというニュースがありましたが、

明光ネットワックジャパンの方は、何だったのでしょうか。

 

良くも悪くも賑やかな1日となりましたが、上方修正3銘柄の明日の株価を楽しみにしたいと思います。