今日は、主力どころの業績発表が相次ぎました。
やや愛着を失って、100株分の売却を決めたサカイ引越センター (9039)。
ちょうど今日が第1四半期決算発表でしたが、ひとまずこれは通過して様子を見ることにしました。
発表は14時20分と予定されていましたが、それに先立って後場寄り直後に謎の急騰。
そして決算内容は……。
ここまでの月次売上が良かったので、予想通りとも言えましたが、
各利益額は前年同期比で70-80%の増加となり、通期の業績予想も15%くらい上方修正しました。
この好調な業績は既に織り込まれていて、
発表後は「出尽くし」で下げるかなとも思っていたのですが、実際の反応は爆騰げでした。
さすがにここで売ってしまおうという考えも頭をかすめたのですが、
どうやら引越業界はサカイ引越センターの一人勝ちの様相なので、まだ業績好調は続くとみて思い留まりました。
長期的な方針でドライバー等の人材を育成してきたことが、一人勝ちにつながっているようなので、
このリードに対して、他社が短期で追いついてくることはないかもしれません。
社内報でも経営陣の自信満々な言葉がありましたので、もう少し利が乗る可能性に賭けてみます。
未だ残る塩漬けの中にあって、比較的多めの資金を投入してしまっているため、
その業績が気になるデクセリアルズ (4980)。
これまでの流れから、数字は良さそうだという雰囲気にはなっていましたが、その通りにいい内容が出てきました。
通期利益を46%も上方修正なので、さすがに明日の株価は素直に騰がってくれそう。
さあ、塩漬け解消に向けた上昇トレンドを加速することができるでしょうか。
既に観測報道が出ていたキヤノン (7751)の第2四半期決算。
やはり通期業績予想を上方修正してきました。
純利益を20%ほど上方修正で、1株あたり利益が202.68円です。
また、今回の中間配当は75円と発表され、これは昨年度の年間150円と同じペース。
配当性向が70%以上と、まだ高めではありますが、一時はタコ足配当になっていましたから、
それと比べれば雲泥の差です。
と、この3社は揃って通期見通しを上方修正して、文句の無い決算無内容でした。
最後に、エクセディ (7278)の第1四半期業績は修正無しの無風。
最近の自動車業界は、明るい話題がやや少ないでしょうか。
なんとか、下方修正はしないように頑張って欲しいと思います。
業績発表組とは対照的に、リコーリース (8566)は2日連続の大幅安。
もともと高値圏だったとは言え、かなり不安な展開になってきました。
1,000株保有しているこの2銘柄の激しいマイナス寄与によって、
業績発表の明るい話題とは裏腹に、ポートフォリオの損益は寂しいかぎりの数字でした。
特に、明光ネットワークジャパン (4668)のマイナス3.93%と、
吉野家ホールディングス (9861)のマイナス2.57%は気になります。
吉野家ホールディングスに関しては、輸入牛肉の関税引き上げというニュースがありましたが、
明光ネットワックジャパンの方は、何だったのでしょうか。
良くも悪くも賑やかな1日となりましたが、上方修正3銘柄の明日の株価を楽しみにしたいと思います。