三太夫の「おれのいうことは正しい」

「株式投資」「将棋」「動物」をこよなく愛する頑固なひねくれ者の悠々自適な晴耕雨読生活

水面は遠くなりにけり

フランス大統領選挙前の最終日は、気持ち良く騰がってしまいました。

ダブルインバースは7日ぶりに、ちょっと深めの水中へ。

 

そんな日にあって、前日比変わらずの積水ハウス (1928)。ちょっと悲しくなってきます。

そしてキヤノン (7751)も。

利益確定する気は全くありませんので、業績が良くて配当さえ安定していてもらえれば良いのですが、

つい今日も続伸を期待してしまい、マイナス引けにがっかりです。

 

吉野家ホールディングス (9861)は、9年ぶりの高値だとか。

業績報道による先日の急落のイメージが強かったので、そんなに長期間に渡る高値更新とはびっくりです。

よく見ると、コメダホールディングス (3543)も節目の高値を超えていました。

 

お気に入り銘柄の中で、最近の一番の不安要因である三井物産 (8031)は、200日線でひとまず跳ね返りました。

75日線は下向きになってしまっていますが、なんとかここを目標にして浮上を。

5月9日に増配発表があれば行けそうです。

 

クリエイト・レストランツ・ホールディングス (3387)は、

買ってから2日間こそ反発でしたが、その後2日間は反落で買値まで戻ってきてしまいました。

まだ下降トレンドを脱していないようなので、しばらくは我慢です。

 

やはり、松井証券でのダブルインバースに対するヘッジとして、ひふみプラスを購入することにしました。

投信用の口座を開く必要があるとのことで、

月曜日にひふみプラスを買えなくなるかと思いましたが、ネット上での操作のみで開設できました。

投信は、個別株よりも初心者顧客が多いのか、

アンケートや、その結果に基づくモデルポートフォリオみたいなものを強制的に作成させられたりして、

ちょっと煩わしかったです。

フランスの動向如何で、月曜日の相場は全く予想べくもありませんが、

少なくともダブルインバースを利益確定する展開にはならなさそうですので、

ひふみプラスの初買い付けを狙っていきます。

キヤノン、好スタート!

今日はザラ場の値動きを一回もチェックできませんでしたが、

たとえ見ていたとしても何もできない展開だったようです。

原油ETFの下落幅が厳しい日でしたが、ポートフォリオ全体でならしてみると、

指数と同じレベルの小動きでした。

 

その中で、キヤノン (7751)がプラス2.65%と強い動きでした。

「第1四半期の営業利益が前年比2倍」という日経新聞の観測記事が出たようです。

キヤノンの決算発表は26日ですが、これは3月決算企業の本決算発表を含めても、

もっとも関心がある(心配している)ものの一つです。

怒涛の下方修正ラッシュだった前期の流れを断ち切り、好スタートを切れそうなのは何より。

先日、今期も減配はしないという方針が報道されましたが、

キヤノンに関しては、不安要素が減ってきました。

何と言っても、ポートフォリオの中で、受け取り配当総額に占める割合がダントツの1位ですので、

好業績に転換してくれたのはとても大きなニュースです。

他の本決算発表への弾みになるといいなと期待しています。

 

今日で、ダブルインバースは6日連続での含み益を保っていますが、

利益確定をできたのは最初の3日だけというのが、歯がゆい展開です。

最近ずっと堂々巡りで考えているのですが、

もしこの先、また日経平均が2万円に肉薄するような展開になるのであれば、

ナンピンする余裕を確保するためにも、薄利での利益確定を急がねばなりません。

一方、この先で更なる下落トレンドが待ち受けているのだとすると、

その時に大きな値幅で利益確定をするための弾を温存しておかなければなりません。

小さい利益確定は無駄撃ちになってしまいます。

 

今後の展開を予想することなど不可能なのですから、つまるところは、

どちらに転んでも対処できるような中途半端な立ち位置を維持するしかないのかもしれません。

現在の状態(2,057円で1,030株)は、そのままで様子見をするにはちょうど良いのかも。

 

今日、松井証券のサイトに入ったら、ひふみプラスの取り扱いを始めるとありました。

ダブルインバースと組み合わせるETFとして日経レバを考えていましたが、

ひふみプラスで代用してみようと思います。

完全な逆向きETFではないにしても、基本的にはダブルインバースとは反対の値動きでしょうし、

長期間保有していても大丈夫というのは安心できる点です。

クリレスはとりあえず順調に滑り出す

今日はばっちり下がってくれると期待していたのですが、あてが外れました。

寄り付き直後に、利益確定の最低ラインに達している時間帯が結果的にはあったものの、指値が高すぎて約定せず。

 

どうせもみ合うのならば、日経平均があと少しだけ下のところでもみ合ってほしいです。

如何にも下に走りそうでもあり、如何にも下が堅そうでもある。

なかなか難しい雰囲気になってきました。

 

100株なのでインパクトは低いのですが、

ルネサスイーストン (9995)がプラス7.03%と謎の急伸です。

個別材料は見つからず、不思議な上昇となりました。

 

クリエイト・レストランツ・ホールディングス (3387)は、

急落日に購入してから、2日連続で結構力強い反発をしています。

これも100株なので気持ちだけの問題なのですが、ささやかな賑やかしにはなっています。

 

一方でポートフォリオ寄与の大きい銘柄はイマイチなものが多いです。

今日のポートフォリオ損益はマイナス0.12%でした。

 

サカイ引越センター (9039)は、昨日結構騰がった分を今日全て吐き出してしまいましたし、

ここ最近の流れでは、特に三井物産 (8031)が嫌な感じです。

含み益がプラス7.84%となり、少し首筋が寒くなってきました。

5月9日の本決算発表で一発逆転、2017年3月期分の増配を発表してくれないかと妄想中です。

 

持ち株の日産自動車 (7201)は、なんとか底値で落ち着いてきたようなチャートですが(希望的色眼鏡)、

トヨタ自動車を見てみると、まだまだ下方を見ているようで不穏な雰囲気になっています。

配当利回りも3%に乗りそうですが……。

急落していたクリレスに参戦

反発とはなったものの、前場の勢いは保てずに尻すぼみとなりました。

ダブルインバースは昨日の終値である2,080円で売り指値をしていたのですが、

そこまでは届かず、4日連続の利益確定はなりませんでした。

 

それなら日経レバに手を出すか、という気持ちもよぎったのですが、

さすがにもうちょっと落ちてからかなと思って自重しました。

 

昨日、急落していたクリエイト・レストランツ・ホールディングス (3387)を900円で100株購入したのですが、

今日はしっかり反発してくれて一安心です。

ここはすかいらーく (3197)とは違って、100株保有が一番利回りが良いというオーソドックスな銘柄ですので、

この100株を握りしめていこうと思います。

飲食券の優待銘柄としては有名どころという印象がありますので、

優待の維持に関しては、大船に乗った気でいて良いのかと考えていたのですが、

ネット上で見る限り、優待改悪への懸念は少なからずあるようです。

現在の条件であれば、金券ショップでの換金率を低めに見積もっても利回りが5%を超えますので、

吉野家ホールディングス (9861)と同様に、ポートフォリオの末席に鎮座してもらいます。

今回急落した原因は業績不振のようですが、更に減配されてしまうと5%の利回りも厳しくなってしまいますので、

早急な回復を願って応援することにします(自分では食事はしませんが)。

ダブルインバースのささやかな収穫続く

前場は下げていましたので、ダブルインバースは3日連続で利益確定をすることができました。

今日の利益は約1,500円と、少しましな金額に。

このペースで売り続けても、あと25営業日は大丈夫です。

この先の中期的な見通しは全くわかりませんが、

上げ、下げ、横ばいのどれになっても、それなりに対応できる準備をしておきたいところです。

 

という訳で、たぶん良くない道かもしれないなと思いながらも、日経レバの購入を検討中です。

1日当たりの取引金額が10万円以下という絶対的な縛りのおかげで、

現状ではダブルインバースを売るか、日経レバを買うか、どちらかしかできませんので、その選択が重要です。

仮に日経レバにも手を出すとしても、ダブルインバースとの資金投入量比は1:4くらいにしておくのが無難かなと考えています。

相場が上がった時の恩恵は、個別株からも享受できる訳ですので。

 

個別株で最近の不安の種になっているリコーリース (8566)は、安値圏で陽線が2つ続きました。

来週末に本決算発表を控えて、そろそろ底打ちとなって欲しいものです。

 

プレジデントオンラインに掲載されていた、株主優待に関する記事を読みました。

 

日経平均が上がっているから株の購入を」という、

逆張り派にとってはおよそ良心的とは思えない煽りも気になりますが、

更に、カブドットコム証券のアナリストが紹介している

リコーリース (8566)の配当利回りが、2.25%という謎の数字。

買い煽るための勝手な上方修正なのでしょうか。

結構な値幅の上方修正ですが……。

 

自分でスクリーニングするのはちょっと億劫ですので、

知らなかった銘柄を認識する機会としては、こういう記事も有用だと思いますが、

肝心な情報の中身はいい加減なので、余興程度に受け取っておくのが無難です。

 

ゴリゴリの逆張り派にとっては、

マスコミが上昇相場で盛んに笛を吹いたら、決して踊らずに静観し、

逆に大暴落相場で絶望的な鎮魂歌を歌い出したとしたら、

それは大バーゲンセールの合図なので、嬉々として出陣し、財布をはたいて買いまくります。

あまりにも一般化しすぎ

千葉県での事件で、逮捕された容疑者が保護者会長だったことを受けて、

被害児の通っていた小学校校長の「子供たちはいったい誰を信じればいいのか」

というコメントが報じられていました。

 

ショックを受けているのは十分理解できますし、そのせいで思わず口走ってしまったのかもしれませんが、

このコメントは、全く無意味だと思います。

 

親に虐待されるというニュースは数え切れませんし、

教師がいじめに加担しているというケースもあるようです。

これらも全部一般化して言及してしまえば、

子供は、親も教師も保護者会長も信用できないという極端な結論になります。

警察官が犯罪を犯すことも珍しくありませんし、

「こういう肩書きの人なら100%信じても大丈夫」なんてあり得ません。

 

どんな肩書きの世界にでも、ごく僅かではあるでしょうが、狂気を秘めた人間は存在し得ますし、

だからといって、全ての人間を信用するなという訳にはいきません。

万一狂った人間が凶行に及ぶとすれば、防ぐ手立ては無いというのが現実でしょうから、

誰を信じろ、誰を信じるなという話ではなく、

ただ当事者にならないように祈るしかないのではないでしょうか。

 

もちろん、祈るだけでなく、子供自身が最低限の自衛手段を理解しておくのは必要条件です。

少し前に、深夜に徘徊していた小学生が犠牲になる事件がありましたが、

毒牙にかかるべくしてかかっている、こういう場合は論外だと思います。

虫とは違って、人間は招かざる客

ここ最近の近所の公園は、毎年恒例ながら酷いことになっていました。

草木も池もあり、動物も鳥も魚もいて、通勤時に通り抜けているとても好きな場所なのですが、

毎年のこの時期、馬鹿騒ぎの喧騒の横を通り過ぎるのは忍耐です。

 

私は、桜を含めた植物の「花」もそんなに好きではありません。

ベランダや庭などで植物を育てている人は、

その執心の大部分が花に向けられているのではないかと想像しますが、

私は、花ではなく緑の葉が好きです。

 

花は、自身の繁殖を目的として植物が特化した、外部へのアピール組織ですから、

人間で言えば異性の気をひくための行動、つまり化粧やかっこつけに相当するでしょうか。

私はそれらも一様に大嫌いですが、桜の花ではなく葉桜を愛でたいという感情も考え合わせると、

我ながら根底に一貫した価値観があるんだなと実感します。

 

好きな葉についても、剪定して極端に人工的な形に仕立てられたものについては、

人間の都合で見た目を変更しようという醜さが鼻について見苦しく感じます。

犬に服を着せるというのも同じ系統ですが、

そういうことをする人は、自分も毛皮の上に服を着て散歩をしたらどうでしょうか。

 

全てが葉桜に変わって、好きな公園の景色が軽薄な雰囲気から解放された日は格別の気分です。