三太夫の「おれのいうことは正しい」

「株式投資」「将棋」「動物」をこよなく愛する頑固なひねくれ者の悠々自適な晴耕雨読生活

JCUは株式分割を好感

JCU (4975)は、思わず目を見張ってしまうくらい上がりました。

プラス6.38%という幅自体はそれほどでもないのかもしれませんが、

かなりの値がさになっていますので、プラス450円という数字にはインパクトがあります。

流動性の向上などに期待する買い」という解説がありました。

今日買った人は、この株価で買っても分割後にもっと騰がると考えているのだと思いますが、はたしてどうでしょうか。

 

今日は、リコーリース (8566)もプラス3.11%で、ポートフォリオの中では目立っていました。

大和証券が目標株価を変更したというのが材料みたいですが、

5段階の3というレーティングはそのままで、目標株価が3,300円から3,550円になりました。

派手に食いつくほどの材料という印象はありませんが、大和証券の方が忠実に自ら買い集めてくれたのでしょうか。

偏った人為的材料による上昇ではありますが、チャートとしては、

上昇中の75日線の上で跳ね返って、きれいに反発した形になりました。

ここから高値の3,790円を目指していく流れになってくれれば、左うちわでいられます。

 

すかいらーく (3197)の動向も気になります。

ゆっくり上がっていきそうな雰囲気もありますが、もし水面に沈む展開になった場合にどうするか。

買付余力をはたいて500株を買い増し、1,000株にするか。

その場合のナンピンラインは何円にするか。

あるいは、500株でしばらく様子を見るのが賢明か。

高値掴みや安易なナンピンによる被害を抑えるために、

ここ2年ほどは「購入は100株ずつ」という方針を守ってきました。

今回のすかいらーくでは、それを破って例外的に500株を買ってしまいましたので、

また一気に500株をナンピンというのは、やや危ない方向に踏み出しているような気もします。

もしこのまま騰がっていってくれれば、全て取り越し苦労ということになるので、それが一番いいかもしれません。

JCUが株式分割(を発表したことに昨日気づく)

またしても、重要な保有銘柄のIR情報を見逃しです。

金曜日の引け後に、JCU (4975)が1:2の株式分割を発表していたことを、他の方のブログで知りました……。

夕方に適時開示速報をチェックするようにはしているのですが、

保有銘柄についての速報は何もないという日がほとんどですので、ついついさぼってしまいます。

 

今回の発表では、株式分割に伴って優待内容がやや拡充されました。

これまでは100株で2,500円相当のカタログギフトでしたが、分割後の100株でも同じ内容が維持されます。

ただ、株価はここ半年くらいで2倍になっていますので、

新規で買おうとする人にとっては、それほどお得感はないかもしれません。

むしろ、私のように100株を持っていた株主が、

優待を維持しつつ100株を利益確定する選択肢ができたことが大きい気がします。

ということは、新たな買いよりは売りの方が増えそうな気がしますので、

今後の株価は少し軟調な展開になってしまうでしょうか。

私自身は、配当利回りも高いこの銘柄をかなり気に入ってきましたので、

今後も分割後の200株は売らずに保有していくつもりです。

閑散平昌

スキー女子ジャンプのW杯が、2月11日と12日にスロベニアのリュブノで、

15日と16日に韓国の平昌で行われました。

 

リュブノでは、ひいきにしているスロベニアの選手が見られると楽しみにしていたのですが、

何故か地元出場枠が無かったようで、クリズナル選手もポズン選手も出場していませんでした。

リズナル選手は、コンスタントに20位以内の成績を収めていましたので、

予選落ちしている訳ではないと思います。

学業との兼ね合いで出場する大会を絞っているのかもしれませんが、

それなら地元の大会は問題なく出場できそうな気もしますし……。

 

12日の第16戦では、高梨選手と伊藤選手が不在の中、ドイツ勢が表彰台を独占し、

カタリナ・アルトハウス選手が初優勝を飾りました。

アルトハウス選手も今年になって頭角を現してきましたが、彼女もなかなか好感が持てます。

何故かスキージャンプの女子欧米選手は、すごく人柄が良さそうに見えます。

何故なのか全くわかりませんが……。

 

リュブノ大会では、高梨選手と伊藤選手、勢藤選手が不参加でしたが、

続く平昌では日本勢が復帰したものの、ヨーロッパ勢が軒並み不在で、全く盛り上がりに欠ける内容だったと思います。

確かに、ヨーロッパ転戦の谷間での極東開催ですし、

リュブノ大会からの日程も詰まっているというデメリットがありましたが、

一年後のオリンピックで使用されるジャンプ台で飛んでおくというメリットはそれらに及ばなかったのでしょうか。

移動の便からすると、札幌、蔵王と平昌とを続ける日程にすれば良かったのにと思いますが、

あえてそうしなかったのは、何か他に都合があったんでしょう。

札幌と蔵王ではフルメンバーが来日していましたし、極東での開催が全て避けられている訳ではないと思います。

とにもかくにも、平昌でのラインナップはあまりにも寂しかったです。

高梨、伊藤両選手をおびやかせそうなのはルンビュ選手だけでしたから。

伊藤選手との総合2位争いが接戦になっているからだと思いますが、ルンビュ選手が来てくれたのは良かったです。

でも調子はいまいちだったようで残念でした。

 

平昌での第18戦では、ブティッツ選手、ボガタイ選手と共にスロベニアから来てくれていたクリネツ選手が、

2回目の着地後に転倒しました。

直後は歩いていましたが、怪我が心配です。

先日はロシアのアブバクモワ選手も転倒して骨折してしまいましたし、

上位選手にアクシデントが相次いでいます。

世界選手権も含めて今季も残りあと2試合なので、ベストメンバーでの大会を観戦したいです。

そろそろ久光製薬にすがる季節

今日は弱含みながら、やや不安定な動きで、

JCU (4975)やコシダカホールディングス (2157)などは、プラスへマイナスへとせわしない推移でした。

短期で売買をしない方針の場合、ボックス相場はかなり退屈です。

上か下か、どちらでもいいのでどちらかに大きく傾いて欲しいところ。

優待も配当も来ない「冬」なので、余計に何か物足りない感じがします。

 

ややもするとブロードリーフあたりにも手を出してみたくなってくるのですが、

ここの配当と優待の持続性は期待できないと思っているので、手綱を締めています。

 

花粉が飛び始めて、鼻水がピークを越えた頃にようやくキヤノンの配当が届き、春を迎えます。

昨年よりも花粉は多いそうですが、どれだけ薬の服用を控えてやりすごせるかが勝負。

注意してみたことはありませんが、アレグラを販売している久光製薬の業績とか株価は、この時期に上向くのでしょうか。

アレグラの他に、頭痛用のノーシンとロキソニンも常備していますが、

ノーシンを販売しているアラクスという会社は非上場のようです。

ロキソニン第一三共ですが、久光製薬ともども、株主になったことはありません。

製薬会社では、武田薬品工業を短い期間だけ買ってみたことはあります。

はっきりと意識している訳ではないのですが、基本的に製薬会社はあんまり好きではないようです。

 

ニプロ (8086)は医薬品メーカーに分類されますが、主力は薬ではなくて人工透析用のダイアライザなどです。

このニプロと同じ分野で、テルモ (4543)は好きな銘柄なので、隙あらばと思っています。

ただし、テルモは業績や将来性には鉄板の信頼がある一方で、

株価が長期的に堅調であることの裏返しでもあるのですが、配当利回りがあまりにも寂しすぎますので、

大暴落で現在の半分くらいの株価になったら参戦したいと考えています。

総楽観に向かっているか

チャートが75日線に向かって落ちてきていたリコーリース (8566)。

2月9日だけ割り込みましたが、翌日からは踏みとどまり、

緩やかに上昇する75日線に沿うように、そのわずか上を推移しています。

今日はかなりの下げ相場の中、ささやかながら逆行高していましたし、

一応は、下落トレンドへの転換を逃れて粘っているような形になっています。

来月には優待の権利落ちも控えていますので、それまでにできるだけ含み益の貯金を積んでおきたいところです。

 

昨日、オリックス (8591)が空港運営や太陽光発電などのインフラ事業に力を入れていることを紹介する記事がありました。

それによると、マイナス金利であるうちは良いものの、

今後金利が上がっていった場合には、インフラ事業がリスクとなってしまうとのこと。

リーマン・ショック時の教訓を踏まえた上で、事業の体制を当時よりも改善すべく手を打っていると思いますので、

その方針を信頼して株主を続けていこうと思います。

現在は400株を持っていますが、もし水面下に沈むようなら買い向かいます。

 

今後の相場の展開について、楽観的なムードがだんだん強くなってきている気がします。

その通りになったとすると、日経平均の下値については18,000円半ばという見通しが主ですが、

そうやすやすと大勢の予想通りにいく訳がないだろうという猜疑心がまだあります。

トランプ大統領当選後の展開もしかりでしたので。

 

現状では、保有株の含み益がプラス10%という信じられない水準にあります。

原油ETFの含み損180万円があってのこの数字なので、ちょっと非現実的に思えて仕方ありません。

ここから更に上、日経平均21,000円などというところまで本当に行くのでしょうか。

「総悲観は買い、総楽観は売り」という格言を忘れずに、

いつ訪れるのかわかりませんが、転換点に至る際の雰囲気の推移を注視していきたいです。

 

本当は、買付余力を充分確保した上での高みの見物といきたいところだったのですが、実際にはあまり残せていません。

ただ、買っているのは騰がっていて高い銘柄ではなく、

上昇相場の中にあっても下がっていて割安なものを慎重に選んでいるつもりなので、

いざ下がった時の出動としては、新規買いではなくてナンピン買いになりそうです。

釣竿を売ってしまった東芝

株主でさえなければ、どんな企業の悪材料も「対岸の火事」として傍観していられます。

それどころか、株価の下落ぶりを見て楽しんでしまうという性悪ぶり……。

 

東芝の株主になったことはありませんが、家電製品は東芝を好んで使用しています。

家電部門を中国の会社に売却というニュースに接した際には、

東芝製のテレビなどがすぐに無くなってしまうのかと思い、慌ててテレビとブルーレイレコーダーを新調したほどです。

あくまで資本の所属先が移っただけで、東芝のロゴが入った製品が無くなるという訳ではないのでしょうか?

 

また、優良部門である東芝メディカルシステムズは、キヤノン (7751)に買収されましたが、

これはキヤノン株主としては、とても良い材料となりました。

 

しかし東芝の立場からするとどうでしょう。

当面の倒産を避けるために、稼げる優良部門を売って現金を確保していますが、

これは例えていうと、

魚をたくさん釣ることのできる性能の良い釣竿を持ってはいるけれど、

現状があまりに空腹のため、その釣竿を使って魚を釣り上げるまで我慢することができず、

仕方なしに釣竿を売って、そのお金でおにぎりを買って糊口をしのいでいる、という感じです。

 

もちろん餓死してしまっては元も子もありませんが、

おにぎりで当座の空腹を満たした後については、どういう算段なのでしょう。

釣竿は売ってしまいましたので、もう魚を釣ることはできません。

餓死する時期が少し伸びただけのような気がします。

 

もし誰かが当座の食べ物を分けてくれたならば、釣竿を売らずに済んだでしょうし、

空腹を満たした後に魚を釣って、食べ物をくれた人にお礼をすることもできました。

 

しかし、稼げる部門を洗いざらい手放した東芝に融資してくれるところは果たしてあるのでしょうか。

釣竿を手放す前に食べ物をくれなかった時点で、もう見切られているような気がします。

ということは倒産してしまうのか。

それとも、まだ荒削りながら、磨けば良い釣竿になる原木を持っているのでしょうか。

株主ではありませんが、個人的には危機を乗り切って欲しいと思っています。

しかし素人の見立てでは、極めて苦しそうです。

飛び乗ったすかいらーく考

昨日参戦したすかいらーく (3197)

やはり、株数が多いほど優待利回りが上がるというのは(個人株主勧誘という点において)画期的で、

もし今日下がったら、最後の余力を振り絞って500株を追加し、

優待利回りが最大となる1,000株にしようと考えていたのですが、

幸か不幸か、この相場環境にあっても騰がってしまったため幻に終わりました。

 

先達の方のブログで勉強させて頂いたところによると、

この優待拡充で株価を上げることを目的としていた株主が、今一度大きく売ってくる局面が今後あるそうです。

もしそうなら、やはりナンピンの余力は温存しておくのが得策。

今回、優待拡充発表直後の上げが吸収されてしまったのも、そういった注文のせいだと思っていましたが、

これでもまだこなしきれずに、更なる売り圧力が残っているのでしょうか。

 

一方で、明らかに目先の優待拡充内容に踊らされており、

冷静になって先のことを考えておかなくてはいけないという自覚は一応あります。

優待を何年も安定して実施してきたという実績が無い場合は、

すぐに改悪や廃止をする可能性を否定できません。

私の短い株式投資経験の中でも、

購入したものの、1度も優待をもらうことなく廃止の憂き目にあったことが何度もあります。

そのような悲惨な例の場合、優待を新設して1度実施したあとに私が購入し、

2回目を待たずに廃止というパターンがほとんどです。

「公平な株主還元を」という、

いったん優待を導入しておいて何を今更、とツッコミたくなる御題目を添えるのがお決まり。

それはともかく、すかいらーくにしても、今回の拡充した金額を最低1回は実施するでしょうから、

今年の12月の分までは大丈夫でしょう。

 

優待内容が自社製品であった場合、原価率が低いので優待の額面ほどの負担ではないと聞きます。

一方で飲食券の場合も、額面ほどの負担ではないにせよ、

今回のように3倍という拡充幅になると、さすがに利益圧迫は大きくなると思います。

先日は、ライドオン・エクスプレスが優待券の改悪に踏み切りましたが、

すかいらーくにもその轍がないとは言い切れません。

むしろ、優待拡充した側にいて、上がったところで売りたかった人の売り注文を一通りこなしてしまった後は、

改悪してしまう可能性が高いような気もします。

こう考えてくると、思わず飛びついた動機となっている「3倍の拡充」という豪華な内容そのものが、

かえって持続性という点での不安材料になってきます。

素人の推測だけでは休むに似たりかもしれませんが、

とりあえず、安心してどっしり保有しておくという訳にはいかなさそうです。