三太夫の「おれのいうことは正しい」

「株式投資」「将棋」「動物」をこよなく愛する頑固なひねくれ者の悠々自適な晴耕雨読生活

遅ればせながら、すかいらーくに飛び乗る

先週の金曜日。

昨年の2月12日(金)と同じ所用によって、ザラ場の値動きを見る事ができなかったのですが、

やはり、いやまさかの2年連続での激動の一日となっていました。

昨年はマイナスで、今年はプラスという決定的な違いはありましたが。

 

中でもびっくりしたのは、ストップ安も覚悟していた近鉄エクスプレス (9375)です。

蓋を開けてみると、まさかの大幅増でした。

材料の内容から予想される通りには株価が動かないこともよくあるとはいえ、

ここまで極端な真逆反応にはびっくりしました。

 

一方、ニプロ (8086)は素直に好感されて噴き上がっていました。

よくよく考えてみましたが、第3四半期終了時に、既に通期見通しを上回っているのにも関わらず、

通期業績の上方修正をしないのはおかしい気がします。

最後の四半期について、営業利益を上回る額の為替差損が生じる可能性があるということでしょうか?

まあとにかく、株価については今回の上昇でもう織り込み済みとして、あとは増配さえして頂ければ……。

 

週末にずっと悩んでいたのですが、結局、すかいらーく (3197)に今日参戦しました。

1,570円で500株です。

先週の木曜日の引け後に優待の拡充を発表したので、

世間の皆さんと同様、金曜日の株価は青天井になるものと思っていました。

ところが、金曜日も今日も、ほとんど寄り天という弱々しい動きです。

優待の利回りが非常に高く、しかも株数を増やすほど利回りが上がり、

配当利回りも2%半ばとまずまず、業績も好調、店舗も多いので利用し易い、

と好条件が目白押しです。

なぜ株価が噴き上がらないのかはよくわかりませんが、

たぶん、長期的にはかなり割高な水準にまで買われていくのではないかと期待できます。

株数を増やすと利回りが上がるという条件は、個人株主一人当たりの購入株数を何倍にも増加させるでしょうから、

全体での株価の押し上げ効果はかなり促進される気がします。

状況次第では、余力をはたいて優待条件最大の1,000株まで攻めるのもありかなと考え中です。

ドキュメンタリー番組にエクセディ登場

先日、女子アイスホッケーのドキュメンタリー番組で、

日本代表選手が働いている企業としてエクセディ (7278)が登場しました。

日本代表選手のうち何人かを雇用しているそうです。

 

番組によると、その選手は午前中に11時半まで電話番等のデスクワークをして、

その後は練習に行っているとのことでした。

オリンピック選手などが、個人的にスポンサーとなる企業を見つけて社員として働いている場合は、

このような「気持ちだけ」就業をしていることが多いようです。

社会人野球や、スキージャンプなども同様だと思います。

 

「本当の」社員と実際に顔を合わせる場があった方が、

社を挙げてその選手を応援するという雰囲気は作りやすいでしょう。

しかし、こう言ってしまっては身も蓋もありませんが、

そのような腰掛けの就業では、お世辞にも戦力にはなっているとは言えず、

それどころか仕事を教えなければいけない社員の労力だけが浪費されている状態ではないかと想像します。

社員との交流は別に行うことにして、形だけの就業はやめた方がお互いに良いのではないでしょうか。

 

このようなスポンサー活動を行えるということは、

それだけ企業に体力的余裕があるということですから、

少しばかり労働力を浪費してしまっても全く問題はないのでしょうし、

株主としては、ある意味安心するところもあります。

ただ、私自身も経験がありますが、

ある種「冷やかし」で職場に来ている人の面倒を見るのに時間を割くのはめんどくさいなと思ってしまいます。

選手の本分は競技なのですから、100%そちらに集中すれば良いと思います。

魅惑のお米優待

私が株式投資を始めた最初の動機は、株主優待、特にお米の現物でした。

無類の白飯好きなので、普段食べるお米を株主優待で賄えたらいいなと思ったのがきっかけです。

当時は、配当利回りはほとんど気にしていませんでした。

 

だいたい1年で60kgくらいのお米を食べていますが、現在のポートフォリオで確保できているのは、

積水ハウス (1928)とサカイ引越センター (9039)の5kgずつで、計10kgだけです。

少し前まではライドオン・エクスプレス (6082)の5kgも計上していましたが、

1回ももらうことがないまま、あえなく霧散してしまいました。

 

大暴落してお買い得になったら、という条件付きで、

日東エフシー (4033)や岡谷鋼機 (7485)を狙ってはいますが、

60kg全てを優待で賄うという目標は、ちょっと現実味が無いです。

2kgを頂けるという銘柄は多いのですが、ちょっと少なすぎてもらった気がしません。

そういうのをコツコツ集めるというのが唯一の道なのかもしれませんが……。

 

しかしそもそもなのですが、例えばお米5kgといえば2,000円くらいで購入できますので、

配当利回り1.7%の銘柄を15万円で買えば、税引後の配当金2,000円でお米5kgを買うことができます。

もし配当利回りが3%であれば、優待お米5kg+配当1.3%という銘柄ともみなせます。

配当利回り3%くらいの銘柄ならば、探せば見つけることができますので、

そもそもお米現物の優待にこだわる必要はないことになります。

それでも株主優待がこれだけもてはやされているのですから、

現物で品物を頂くことで得られる満足感に対する、極めて大きいバイアスを実感します。

 

ただし私の場合、配当は全て証券口座に入ってきて再投資に回していますので、

「配当とは別に直接手元に届き、コンビニで好きなデザートを買える」という意味で、

優待のクオカードに対する意義づけは一応あります。

また、クオカード優待銘柄にしても、配当利回りがある程度ないと購入しませんので、

あくまで配当が目的で、おまけとしてクオカード(コンビニのデザート)を頂いている、という建前です。

明日からリュブノ大会

先週行われたオーストリアのヒンツェンバッハでのスキー女子ジャンプW杯には、

何故かスロベニアの下位勢が不在で、ポズン選手とクリズナル選手は欠場でした。

全体でも出場選手数が少なかったらしく、予選がありませんでした。

明日からの次戦がスロベニアのリュブノでの開催なので、一足先に地元に戻って調整しているのでしょうか。

確か昨年のクリズナル選手のデビュー戦がリュブノ大会だったと思いますが、

開催地の地元選手に対しては、特別な出場選手枠が与えられるようです。

ポズン選手に関しては、明日からのリュブノ大会でも出場していなかったら、

怪我などで戦列を離れているか、よっぽど不振かということになります。

今季は序盤で少し姿を見かけただけですので、ちょっと心配です。

 

ところで、リュブノ遠征には日本の上位3選手が参加しないという情報です。

日本で調整するらしいですが、そうすると伊藤選手はルンビュ選手に総合順位を抜かれそうです。

私のお目当ては日本選手だけではないですし、

ひいきのスロベニアでの大会なので、楽しみなのはまったく変わりません。

ただ、NHKが予定通り放送してくれるかどうかが不安になってきました。

岩渕選手は出場するようなので、全く放送無しにはならないと思いますが、

高画質での再放送がなくなってしまうかもしれません。 

 

少し前の試合から、急に中国の選手が何人も出場してきています。

一方で、リュブノの次は韓国の平昌で行われるのですが、韓国の選手はついぞ見たことがありません。

そもそも競技人口があるのかどうかもわかりませんが、

地元選手が一人もいない状況で、平昌での試合は盛り上がるのでしょうか。

次の冬季オリンピックの開催地ということでW杯の試合が組み込まれたのかもしれませんが、

シドニーオリンピックの時の野球のように、

誰も観客がいないお寒い状況での試合になってしまうのではないかと気になります。

 

日本では、札幌と蔵王を転戦して合計4戦が行われましたが、普通は各国一都市(2戦)ずつです。

何故、日本だけ特別なのでしょうか。

前年総合優勝者の地元に与えられる特権なのかとも思いましたが、

一昨年の総合優勝はイラシュコ=シュトルツ選手だったのに、

昨年も札幌と蔵王で行われており、そういう訳ではなさそうです。

単に「日本からのスポンサー料や放映権料に応じて」という下世話な理由なのかもしれません。

NHKが全試合を中継、さらに再放送までしてくれていますので。

極めて慎重な見通しのニプロ

ニプロ (8086)の業績発表ですが、通期業績の上方修正も増配もありませんでした。

 

前回の第2四半期までに7,919百万円の為替差損を計上していましたが、

なんと今回の第3四半期だけで7,709百万円の為替差「益」が発生し、ほとんどチャラになったとのこと。

しかし第4四半期も為替の動向を警戒して、あえて通期業績の修正はしなかったらしいです。

これは極めて慎重な姿勢ということで、歓迎すべきなんですかねえ。

確かに、逆に楽観的すぎて見通しの甘いキヤノン (7751)みたいなのは困りますが……。

 

為替差損益は営業外費用に該当しますが、この営業外費用が組み込まれる経常利益と純利益について、

第3四半期までの実績と、今回あえて修正しなかった通期の見通しは以下の通りです。

 

経常利益:第3四半期実績(23,700百万円)→通期予想(20,000百万円)

純利益:第3四半期実績(14,071百万円)→通期予想(12,500百万円)

 

なんと、第3四半期の現段階で既に通期予想を大きく突破しているのです。

ということは、為替が今の水準のまま無事に第4四半期を終えることができた場合、

とんでもないレベルの上振れ着地と増配を期待していいということですか!

ほんとに信じていいのかなあ。

あと一ヶ月半の間、せめて110円以上を保てるか?

そして首尾よく円安を保てた場合に、いざニプロが期待に応えてくれるか?

花粉症も治まったバラ色の5月を迎えられるかどうか、楽観はできません。

 

もうひとつ、近鉄エクスプレス (9375)も決算発表がありましたが、

こちらは目の覚めるようなものすごい下方修正!

純利益の通期予想が半分以下になってしまいました。

明日はストップ安の可能性もありそう……。

もしストップ安になったら一気に含み損ですが、ナンピン会議を招集せねばなりません。

 

今日は、ついにリコーリース (8566)のチャートが75日線を下に抜けてしまいました。

上がっている間は、含み益がずいぶん積み上がったようにも思えましたが、

いったん下目線になると、水面は意外と近くに見えるものです。

 

今週は、ここまでいいニュースがありません。

どうせならこの流れで、ダブルインバースが水面に出るくらいの暴風雨を所望します。

やはり落ち続ける全国保証

楽しみにしていた三井物産 (8031)の決算発表がありました。

事前報道通りに通期業績予想を上方修正しましたが、その幅は報道の27%を上回る36%の上振れです。

しかし、配当は据え置き……。

代わりにというべきか、自社株買いを行うようです。

「中長期の投資家に利する還元政策にしたかった」とのコメントですが、

私にはまるで反対のように思えてうなずけません。

自社株買いでまず恩恵を受けるのは、直後に株価が上がることで売却益を得る短期筋でしょう。

長期的には、株数が減ることによって1株あたり利益が増えますが、

それだけでは長期株主に何の恩恵もありません。

増えた1株あたり利益に応じた増配をして、初めて長期株主に対する還元です。

今回の上方修正で、1株あたり利益は122.73円から167.36円まで改善しました。

配当は、前期から今期が64円→50円だったので、最低でも55円くらいはと期待していたのに……。

いたく幻滅しました。

本決算時に土壇場で増配というのも、期待するだけ野暮ですか。

 

昨日で下げ止まったかに見えた全国保証 (7164)も、案の定きれいに落下トレンド継続で手が血だらけです。

まあこちらは覚悟していた範囲内なんですが、

三井物産の期待裏切り、そして指数に大きく劣後するポートフォリオの下げ具合とあいまって、

かなり気分の悪い一日となりました。

 

明日はニプロ (8086)。

こちらも今期はひどい減配を喰らい、

お気に入り銘柄とするには抵抗のある低利回りになってしまっています。

減配の原因が円高であると明言していた以上、現状に至っては増配は必須だと思っています。

落ちる全国保証に手を出す

今日は、久しぶりに買い物をしました。

逆張り派ですので、もちろん急落している銘柄で、もうすぐ3月に優待権利確定の全国保証 (7164)です。

2月3日の決算発表を挟んで6日間続落、しめて10%の下落中で、

まだまだ落ちるナイフ感が漂っていますが、そこは逆張りのお約束。

 

国保証は、去年の同時期にも一度参戦していましたが、

同じくらいの株価、優待内容ながら配当利回りに少し差があったことから、

権利確定前にリコーリース (8566)に乗り換えていました。

その後、リコーリースはナンピンで1,000株まで深入りすることになり、

一方で全国保証については、長期株主を優遇する優待内容への変更がありました。

変更前の優待内容である5,000円のクオカードを頂くためには、1年以上の継続保有が必要です。

 

この一年の全国保証の株価は、3,500円~4,500円で上下しながら推移していますが、

ここで値幅の下限に迫ってきたので、買ってみることにしました。

もし底抜けてしまうと強い下落トレンドになりそうですので、軽々にナンピンするのは厳に慎むつもりです。

3月末の権利確定に向けて上がって欲しいですが、

いざ上がった場合に保有し続けるか、売却するかは今のところ五分五分。

増配の気配があるとはいえ、配当利回りは高くないのがマイナス要素。

なんとなく業績に安定感を感じているのがプラス要素。

しばらく株価を眺めて処遇を検討します。

 

明日はポートフォリオの山場のひとつである三井物産 (8031)の決算発表ですが、

今日のうちに観測報道が出ました。

去年、赤字からのV字回復による黒字転換の予想を出した時には半信半疑でしたが、

報道によると、その予想を更に30%近く上振れるとのこと。

QUICKコンセンサスをも上回っていますが、配当に関する言及はありませんでした。

そして注目の今日の株価でしたが、はっきりした効果は無し。

何故だろう……。