この春から夏にかけて、図書館で「学研まんが 世界の歴史」を読みました。
モンゴル帝国の各ウルスの興亡に期待していたのですが、
結果的には、元朝秘史を出典とするチンギス・ハン時代に多くのページを割いていて、
14世紀あたりの中央アジア情勢はほとんど割愛されていました。
ティムールもさらっと紹介して終わり。
モンゴル帝国に関しては期待外れでしたが、その他で興味を引いた人物が何人か。
一人目は、ラクシュミー・バーイー。
19世紀のインドで、小国の王妃としてイギリスからの独立を目指して戦った女性です。
「インドのジャンヌ・ダルク」とも称されているそうですが、
ジャンヌ・ダルクにはそれほど興味がわかない一方で、ラクシュミー・バーイーは印象に残りました。
彼女を主役とする映画があるみたいなので、機会があれば見てみたいものです。
覚えにくいカタカナ人名ですが、しっかり覚えました。
もう一人は、ラ・ファイエット。
フランス革命期の軍人ですが、アメリカ独立戦争にも参加したというのがびっくり。
アメリカには、彼に因んでつけられた町の名があるそうですが、
昔、私が現地に住んでいた際、近く(注:アメリカ大陸スケール)にその町があったことを思い出しました。
発音しにくい変な綴りだなと思っていたのですが、フランス語由来ならば納得です。
あとは、フェルディナンド・マゼラン。
現代人の感覚では、勝手な植民地政策は気分の良いものではありませんが、
大航海時代の航海そのものの体験談は面白いです。
これを読んだ直後に、テレビでマゼランの番組を放送していたので、合わせて楽しめました。