先日、テレビをつけたところ、
ちょうど大谷選手のホームラン競争が始まるところだったので、少し観てみました。
「打ちごろ」の球を投げてもらう訳なので、
さぞかし気持ちよくスタンドに放り込んでいるのかと思いきや、
ホームランになっているのは4-5球に1球くらいという印象でした。
その理由は幾つかありますが、まずは投手の球が遅すぎること。
反作用の分が望めないので、自分の力だけで飛ばさねばなりません。
これが力みにつながって、打ち損じが増えます。
強引な引っ張りばかりでしたので、
大谷選手の特長であるセンターからレフトへのホームランは1本もなかったのでは。
もう一つは、投球のテンポが早すぎて、1球毎の集中力を欠いていること。
音声を消していたので、全部で何スイングするルールなのかわかりませんでしたが、
打球の行方を追う間もなく次が投じられるので、雑で力んだスイングの連発になります。
この方式だと、不器用な選手の場合は、その後に調子を崩しそうな気もしました。
「1球毎に集中した10球(スイング)勝負」にした方が、興行としては盛り上がる気がします。