官房長官の値下げ発言で、KDDI (9433)が爆下げして吃驚しましたが、
あおぞら銀行 (8304)は、陽線で底打ちの足場固めをしてくれたので満足です(希望的観測)。
キヤノン (7751)、積水ハウス (1928)、三井物産 (8031)と、
主力銘柄が次々と大きめの下降トレンドに入ってしまった雰囲気です。
雨雲が垂れ込めてきています。
残念ながら、金足農の優勝はなりませんでした。
吉田投手が根尾選手に投じた4球目と5球目だったように思えます。
立ち上がりのこの回、先頭打者へ与えてしまった四球をきっかけに無死一・三塁というピンチを招き、
大阪桐蔭の主軸と相対することになった吉田投手。
しかし、ここで鮮やかにギアを切り替え、3番中川選手と4番藤原選手はストレートで完全に圧倒し、
最後は共に膝下のスライダーで三振に仕留めます。
二死となり、5番の根尾選手が打席に。
2ストライク1ボールと追い込んでから、4球目は外角のストレートでした。
そして5球目は、根尾選手がのけぞって避けるほどの渾身のストレートを内角に。
球審の判定は、共にボール。
6球目のストレートは膝下に外れ、根尾選手は四球を選びました。
そして、カウントを悪くした次打者にタイムリーを打たれることになったのですが、根尾選手の時の4球目と5球目。
特に5球目、胸元への素晴らしいストレートは、球審にストライクと判定して欲しかったです。
右投手が左打者の内角にクロスして投げ込んだ軌道ですから、ストライクゾーンを僅かにかすめていた筈。
仮に、この5球目がストライクだった場合、
無死一・三塁のピンチから、大阪桐蔭のクリーンアップを三者三振に切ってとったことになりますから、
気持ちが入った吉田投手によって、その後の展開は全く違ったものになったかもしれません。
最終的な点差は開いてしまいましたが、
その差を分けたポイントの場面は、紙一重の素晴らしい勝負だったと思います。
一方で、大阪桐蔭の柿木投手。
選抜の時から、ここぞという時は根尾投手に先発を譲り、本人は相当に悔しかったと思います。
本大会も準々決勝までは「勝戦処理」のような起用法でしたが、
最後の最後、準決勝と決勝では先発起用され、結果を残しました。
吉田投手の「キレる」ストレートとはまた違って、ズドンとくる重いストレートが見事でした。