昨日、千葉銀行 (8331)の個人投資家向けIRセミナーを視聴しました。
地銀で日経平均採用銘柄というのもびっくりしますが、業績の数字は予想外に良好で、
保有しているあおぞら銀行 (8304)やみちのく銀行 (8350)との、あまりの違いに唖然。
銀行としてのいくつかの指標については「メガバンクに引けを取らない」と豪語していましたし、
ロンドン、ニューヨーク、香港に支店まであるそうな。
人口も増加し続けているらしい「千葉」という地盤の為せる技なのでしょうか。
株価は、3月のコロナショックからは完全に回復しているものの、
それでも2年半前のピーク以降、長期的にはずっと軟調で、その間で40%くらい下落しています。
配当は増配傾向を維持していますが、
それに加えて株価が下がってきているのにも関わらず、現在の利回りは3%弱とパッとしません。
業績の安定感は魅力ですが、株主還元のレベルはいまいちなので、現状では投資対象にはならなさそうです。
日経平均に地銀がいくつも入っているのが不思議だったので、
そういう意味では、その内情を垣間見れた今回のIRセミナーは興味深かったです。
先の3月のように相場がバーゲンセール状態であれば、即買い出動できるので「セミナー視聴日和」なのですが、
生憎現在は真逆の環境なので、もし気に入った銘柄を見つけても、
実際に買えるのは何年先になるかわからないのが困ったところです。