私の投資方針は、配当や優待を目当てに逆張りで買って長期保有するという方向で固まってきました。
一方でヘッジとして、個別銘柄を購入するのとは別予算(別口座)にて、ダブルインバースを買っています。
この指数と逆相関のETFというのは、利用方法によって極めて有用なツールになるような気がしています。
現在のダブルインバースの利用方針は、個別株とは別の予算を用意して、
日経平均が高値圏にあると思われるところで、こまめに買っていくというものです。
相場が好調で個別株の含み益が膨らんでいるうちは、ダブルインバースは含み損ですが、
いざ暴落局面になれば、個別株の含み益減少、あるいはマイナス転落と引き換えに、
ダブルインバースで売却益を出すことができるという目論見です。
私の3年程度の投資経験でも、下落時の目の眩むようなスピードは何度も体感していますので、
その時にダブルインバースを持っていることで得られる精神的な安定効果と、売却益という実需は非常に大きいと思います。
この作戦について、描いた青写真と実際の状況との間にややギャップがあるのは、
ダブルインバースのナンピンが追いつかずに買付価格がかなり置いていかれる点ですが、
これは仕方がないと割り切っています。
保有株数が増えてくると、ナンピンしても買付価格がほとんど下がらなくなりますが、
暴落時に利益を出すための弾は、確実に溜め込めているということですので。
この現行の方針に加えて、もう一つ考えているのが、
個別株を買う口座の買付余力をダブルインバースに換えておくというものです。
好調な相場の場合、逆張り派はほとんど見ていることしかできません。
この時の買付余力をダブルインバースに換えておいたらどうかと思うのです。
安く買える個別銘柄がなく、そのままの状況では使うあてのない買付余力で、ダブルインバースを安く買っておきます。
その後、相場が下落して買いたい個別銘柄が出てきたら、ダブルインバースを売ってその資金を充てるのです。
相場が下落して個別銘柄が買いたい水準まで下がってきたということは、ダブルインバースは上昇しているでしょうから、
個別銘柄の購入資金を回収するのと同時に、ダブルインバースの売却益も手に入ります。
考えれば考えるほど優秀な作戦に思えるのですが、一つだけ課題があるとすれば、
「指数が高値圏になった時に潤沢な買付余力を確保しておくこと」が結構難しいところでしょうか。