先日、釣り人から20cmほどのギンガメアジ4尾をもらう機会があり、
ついに三枚おろしデビューを果たす時がやってきました。
これまで、「健啖隊」の動画を繰り返し観て、イメージトレーニングを重ねてきましたが、
尾頭付きの(食材としての)魚に触れるのは人生初めて(!)です。
皮の表面はつるんとしていて、包丁でこすっても鱗らしい鱗はなさそうだったので、早速出刃包丁を入れることに。
首の上半分を切り離し、下半分は皮表面にだけ切れ目を入れて、首をもぎ取りました。
内臓の大半は首の方にくっついてくるので、胴体の方に残った分は洗い流します。
ここからは、いざ二枚おろしへ。
1匹目は特に時間がかかりましたが、なんとか二枚になりました。
続けて三枚おろしですが、二枚おろしよりもこちらの方が難しかったです。
上の写真は1匹目ですが、下の写真の3匹目はうまいことできました。
一方、油断した4匹目は2枚おろしに見事に失敗し、
背骨の上側に沿って包丁を入れたつもりが、背骨の下側に入ってしまっており、身を大きくえぐってしまいました。
三枚おろしが完了したあとは、肋骨を薄くそぎ取り、
血合い骨を切り取って2つの柵に分け、柳刃包丁で皮を引いて出来上がりです。
計16個の柵ができました。
全行程を通して、机上のイメージとは違っていた点がいくつかありました。
・肋骨を薄くそぎ取るのは難しそうに見えていたが、(少なくともギンガメアジの場合は)意外と簡単。
・皮をひく際、皮が途中で切れてしまうようなイメージがあったが、案外うまくいく。
・ただ、柳刃包丁を入れながら皮を引っ張る際、皮がぬるぬるしているのでつかみにくい。
・手がめちゃくちゃ生臭くなる!
全4匹が漢の無骨な刺身盛りになるまで、所要時間は1時間ちょっと。
全体として、及第点の三枚おろしデビューだったのではないかと自己採点。