三太夫の「おれのいうことは正しい」

「株式投資」「将棋」「動物」をこよなく愛する頑固なひねくれ者の悠々自適な晴耕雨読生活

藤井聡太四段


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私は大の将棋ファンなので、藤井聡太四段の名前は数年前から知っていました。

将棋界では、小学生が詰将棋の大会で、プロに混じって好成績を挙げているのが話題になっていたからです。

当時から、羽生三冠に匹敵する天才少年だと噂されていました。

その後、全く伸び悩むことなくすごいスピードでプロ四段への階段を駆け上がり、

プロデビュー以来無敗で連勝記録を伸ばしています。

 

この藤井四段の活躍は、普通の全国ニュースやワイドショーなどでも取り上げられているようですが、

将棋に全く馴染みのない、ルールも知らないような人達は、どのように受け取っているのでしょうか。

将棋というゲームの内容を知らなかったり、あるいはプロ将棋の世界に詳しくなければ、

藤井四段のすごさ、残している結果の価値を理解するべくもありません。

 

あまりにも醜いごたごたのあった後に、絶好のタイミングで救世主が現れた格好になっていますが、

藤井四段の影響で、将来的に将棋人口の裾野が広がる可能性はほとんどないと思います。

バカモンGOの騒動しかり、いとも容易く扇動されてしまう国民性ですので、

一世を風靡する一発屋芸人さんのように、少し時間が経てば、何も無かったかのような状態になっているでしょう。

もちろんそれは、棋士としての藤井四段の価値に、何の瑕疵をつけるものでもありませんが。

 

将棋界としては、大きな話題になって喜ばしいという風潮ですが、

へそ曲がりの私にとっては、自分の大切なものを冷やかし半分でぞんざいに弄ばれている気がして、

あまりいい気分ではありません。

 

あるワイドショーでは、紹介した棋士の写真と名前が間違っていたらしいですが、

そんないい加減な番組で軽々に取り上げて欲しくはないというのが本音です。