三太夫の「おれのいうことは正しい」

「株式投資」「将棋」「動物」をこよなく愛する頑固なひねくれ者の悠々自適な晴耕雨読生活

ジャパンベストレスキューシステムの錬金術


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昨夜、ジャパンベストレスキューシステムズ (2453)のIRセミナーを視聴しました。

その社名からしても、当初はあらゆるトラブルで駆けつける便利屋事業というイメージを抱いたのですが、

実際はもっとたくましく利鞘を稼いでいて、非常に印象的でした。

 

例えば、不動産屋と協力する場合。

賃貸の店子が鍵を紛失した場合の対応業務等をこの会社が請け負っていて、

その費用は、賃貸契約の際に共益費みたいな感じで(強制的に)賃料に上乗せされます。

上乗せ分の収益は、ジャパンベストレスキューシステムズと不動産屋で分配する訳ですが、

不動産屋の立場からしてみると、まず面倒な店子対応業務から解放され、

しかも、その業務の委託で新たな出費がある訳ではなく、

むしろ分配されたお金が入るという夢のような仕組み。

 

この会社は黒子に徹し、B(この会社) to B(不動産屋) to C(店子)の流れで手数料を稼ぐと。

パートナーとなるB(不動産屋)にとっては、マイナス要素が見当たらないので、

比較的容易に提携が成立するそうな。

 

この仕組みを最初に聞いた時、なんとも不思議な錬金術のように思えたのですが、

よく考えてみると、錬金術の割りを食っているのは、賃料を上増しされているC(店子)でした。

 

また、ジャパンベストレスキューシステムズは、

実際のトラブルシューティング業務もアウトソーシングしているようでした。

いやはや、なんともたくましい事業です。

 

現在の株価は何故か軟調で、昨年のコロナショックから回復していません。

ちょっと魅力的に思えたのですが、増配傾向を維持しているとはいえ、

株価低迷にも関わらず利回りが2%ちょっとしかないのが残念。

優待もありますが、全く興味がないものでした。

 

買うとすれば売却益狙いなので、私の基準では「投機」になりますが、

一応、今後もチェックしていこうと思います。