今日は、西山朋佳女流三冠の棋士編入試験第3局(対上野裕寿四段)が行われています。
1勝1敗で迎えた第3局ですが、この勝敗が最終結果を8割方左右するような気が。
棋士編入試験は、一番直近で棋士になった若手5人と対局して勝ち越せば(3勝すれば)合格なのですが、
この方式はなかなか良いバランスだなと思います。
棋士への正面口である三段リーグの場合、突破する為には18局指して勝率7割半ばが必要ですが、
これと比較して、軽すぎず重すぎない塩梅が難しいところ。
そもそも、棋士編入試験の受験資格として、棋士相手に6割5分以上の勝率を挙げている必要があるので、
正面口ではない棋士への道として、かなり妥当な仕組みだと思います。
一つ気になるのは、試験官となる若手棋士の待遇。
この対局が公式戦扱いなのかどうかわかりませんが、
その”対局料”の塩梅は、いろんな意味で非常に重要な気がします。
第3局は、今のところ互角の評価値。
終盤力が強いとされる西山女流三冠なので、滑り出しは悪くない感じです。