ウナギ君が食事を再開したのと同じタイミングで、相場は大幅に下落しています。
これまでが明らかに過熱気味だったので、騒ぐほどのことではないと思いますが、
これがもし「なんとかショック」と呼称されるような展開になっていくのだとすれば、
新NISA開始の来年に向けてちょっと早めではありますが、そんなには悪くはないタイミングです。
火曜日に蔵王産業 (9986)から、
「配当方針の変更及び期末配当予想の修正に関するお知らせ」
という発表がありました。
表題を読んだ限りは、どちらかと言うと悪い知らせのような第一印象を抱かせます。
で、中身を確認してみると、
「成長投資へと舵を切るので、従来の配当性向重視から安定(=固定)配当に変更する」
とのこと。
これを読んで、やっぱり悪い知らせだったかと思ったのですが、
よくよく見てみると、新しい配当は年間100円で固定とあります。
今期の予想は年間81円だったので、なんと、大幅に増配した水準での固定でした。
これはつまり、
「来期以降に大幅に利益を伸ばす見込みだけど、それでも応分の増配はせずに100円で固定させてもらいます」
という強気の意思表示と受け取って正解なのでしょうか。
年間100円配当だと買値での利回りが7.81%になるので、その水準での固定は悪くない話です。
元々、この銘柄が配当性向重視という印象はなくて、むしろほとんど固定の安定配当だと思っていました。
年ごとの利益額があまり増減せずに安定していたからかもしれません。
しかし今後はその流れがガラッと変わると。
増配はなくても、業績を楽しみに眺めていきます。