先日、このところ視聴したいと思う内容がとんと無かったBSテレ東の「マネーのまなび」で、
NISAの新制度を取り上げていたので観てみました。
既存の個人投資家でこれまでNISAを利用していなかった私のような人は、
ほとんど全員が新規口座開設するでしょうし、それで多少の取引量増加にはつながると思いますが、
「貯蓄から投資へ」を実現するために不可欠な”新規個人投資家の開拓”には全く寄与しないでしょう。
「20%も税金を取られるのが嫌だから」という理由で投資を敬遠している人などいないでしょうから。
番組では、個別銘柄を買う「成長投資枠」ではなく、投資信託を買う「積み立て枠」の利用を勧めていました。
知識を身につける労を取らずに、お任せの積み立て投資で新規参入する初心者の場合、
肝になるのは、買い始めて以降の株価推移を一切見ないことだと思われます。
株価(含み損益)を見てしまうと、大暴落時に狼狽売りするのを我慢できないと思います。
しかし、月何万円も積み立てていると、やはり株価を見てしまうのが人情ではないでしょうか。
なので、たとえ積み立て投資を選ぶとしても、ある程度の知識は仕入れておいた方が賢明です。
大暴落に際しては、スポットで買い増したくなるくらいの心持ちこそ、あらまほし。