下の図は、対PSP激指の終盤戦。
こちら先手の手番なのですが、勝利まであと一歩というところです。
●5一飛成と●5一とのどちらでいくかを考えていて、
できれば前者で詰ましにいきたいのだけれど、相手も持ち駒に金を持っているので、
私の貧弱な脳内盤では、すったもんだの後に詰むか否かを判断できません。
5分ほど考えたところで、上記のどちらでもなく、
●4一飛と打てば、簡単な3手詰になっていることを発見することができました。
この局面、「詰みがある」と予めわかっていれば、私の棋力でも比較的早く発見できていたと思います。
しかし実戦ではそれがわかっていないので、眼前の銀を取る順をまず考えてしまうことに。
詰将棋の場合は「詰みがある」のが前提なので、条件としては非実戦的です。
ただ、詰将棋を数多こなした達人の域になると、その前提を逆手にとり、
実戦の局面をぱっと見て即座に詰みの有り無しを判断できる能力につなげているのかもしれません。
個人的には、詰将棋を解くのはあまり好きではなく、ほとんどやっていません。
脳内盤が「7手詰みをなんとか」レベルというお寒い事情も影響しているかもしれませんが。