小学生時代、水生生物の中ではやはりアメリカザリガニに熱を上げていました。
今なら嫌というほど網に入る訳ですが、流石に当時もこんな感じだったとしたら、
子供心にもインフレが影響を与えたでしょうから、現在よりも随分数は少なかったようです。
仲間内では「ザリ」と呼んで、赤い立派な個体を探し求めていました。
一方で、いつかは生で見てみたいと切望していた希少種としては、タガメとミズカマキリ。
タイコウチやマツモムシなんかは比較的よく見かけたのですが、タガメには結局出会えずじまいでした。
マツモムシについては、捕まえた際にちくっと刺されたのを思い出します。
ミズカマキリについては、一度網に入ったような朧げなイメージが残っているのですが、
それが正しい記憶なのかどうかは、ちょっと定かではありません。
今から考えると、幼い子供達だけで水辺に行かせるのは色々不安ではなかったかと思うのですが、
私の母親はその辺は寛容だったようです。
手前味噌ですが、歳の割にしっかりしているのがわかっていたのかもしれません。
友達F君の母親は対照的で、どこへ行くにも心配顔でついてこようとしていたのを覚えています。