昨日、4週連続で金曜日の釣りへ出かけました。
最初の釣行で5匹釣れたものの、その後は2連続で坊主……。
もはや釣れる気はしなくなっていましたが、釣れないなら釣れないというデータを集めて今後に活かすべく、
懲りずに片道30分歩いて出陣しました。
極力期待しないで釣り始め、5分くらい経った時に、
バラシと言っても良さそうな「アタリ+数秒の引き」があったので、俄然テンションが上がったのですが、
そのすぐ後になかなかの大物が食いついてくれました!
なんと言っても2回の丸坊主の後ですから、興奮を抑えきれません。
「ふぉっとっと」に入れましたが、最大10cm用なので尾がはみ出してしまいます。
実はこのカワムツ、釣り上げて手繰り寄せた時に目の前で針が外れ、水際に落ちてしまいました。
しかし幸いにも岸辺が石ころだらけだったので、逃げられずに確保することができ、
長い不遇を破るなんとも劇的な1匹となりました。
そして更に、立て続けに2匹が食いついてくれたので、1時間で3匹という十分な釣果に。
2匹目の10cm。
3匹目の12cm。
3匹目は、口元ではなくて喉のやや奥に針掛かっていて、死なせてしまわないかと肝を冷やしましたが、
なんとかペンチでつまんで外すことができ、無事にお帰り頂けて良かったです。
どのカワムツにも、懇ろに篤くお礼を言って放していますが、
本当は、お礼とお詫びの印にミミズでも御馳走したいくらい。
釣り上げたバケツの中でミミズを振る舞っても、食べてはくれないでしょうが……。
今回も、3週間前に釣れた際と同じポイントなのですが、
ここには「ちびカワムツの学校」があるようで、無数の稚魚が群れていました。
水深は30-40cm程度と浅いのですが、稚魚から成魚まで、魚密度は結構なものです。
今回で、なんとなく釣るためのコツがわかってきた気がします。
「肉眼で大型のカワムツがいることを確かめて、そこを狙って振り込んだ時に、着水直後に食いついてきた」
という状況は、3匹に共通していました。
見釣りとまではいかなくても、カワムツがいるところを狙って着水させないと駄目なようです。
カワムツはオイカワと近縁でよく似ていますが、同じ大きさでも体重が重いです。
オイカワを輪切りにした断面は細い楕円ですが、カワムツは大袈裟にいうと正円に近い感じ。
更に、これらの種は遊泳力に優れていることもあって、アタリの大きさや引きの強さがたまりません。
とにもかくにも、これからも勇んで毎週出かけるやる気が出てきました。