三太夫の「おれのいうことは正しい」

「株式投資」「将棋」「動物」をこよなく愛する頑固なひねくれ者の悠々自適な晴耕雨読生活

邂逅(?)


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現在の重要な仕事として、雨上がりの度に、バケツとスコップと箸を持って近所の狩り場へミミズ狩りに繰り出しています。

スコップで側溝をまさぐりながら、ミミズを見逃すまいと目を凝らして小一時間を過ごしているのですが、

ここのところ、通りがかった人物に立て続けに話しかけられて、しばらく話をする羽目になりました。

 

まずは、平日の15時頃、ふと小さな人影を感じて顔を上げてみると、学校帰りの小学生が3人。

怪しいおっさんが何をしているのか気になって、躊躇なく話しかけてきたようです。

基本的に、私は「がきんちょ」は苦手なのですが、こういう是非ない時に如才なく振る舞う程度の器用さは持っているつもり。

 

20分くらい付き合わされた気がしますが、彼らは私の母校の後輩で小学2年生でした。

現在は学年に3クラスしかないとか(私の時代は5クラス)、

サッカーでディフェンダーをやっているとか、サッカークラブには女の子のメンバーもいるとか、

色々と事情聴取させられました。

 

3人とも防犯ベルを持っていたので話題にしてみると、

何度も(いたずらで)鳴らしたことがあるとか、そんなに大きな音はしないとかいった供述が取れました。

それで私が言うのもなんですが、知らないおっさんとこんなに気軽に接触するのは如何なものかとも思います。

彼らの家のすぐ横の公園という場所だったせいもあったかもしれませんが、

過去には自宅近くで事件に巻き込まれている例もあった気がしますし。

 

また別の日の午前中には、通りかかったおばあさんに話しかけられました。

普段は人影がない草むらの側溝に入り込んで狩っていたのでびっくりされたのですが、

そのおばあさんは、徘徊気味に散歩をしているおじいさんを探しているとのこと。

直前に、それらしきおじいさんとすれ違っていたので、情報を提供しました。

 

このおばあさんも、こんな怪しげなおっさんが相手ながらも、やはり10分くらいは立ち話をすることになりました。

「釣りの餌にするためのミミズを獲っている」と説明すると、

「(仕事を引退して)趣味に没頭できるのはいいですね」と。

さすがに、定年退職した人間の年齢には見えないと思うのですが、「隠居人」としてすんなり飲み込んでもらえたのは意外でした。

 

正直言って、作業中にあまり話しかけられたくはないのですが、

円滑な町内生活のために、少々は我慢しておくべきなのかもしれません。

でも、これからは小学生の下校時間に狩りをするのは控えようと思いました。