ドラフトで指名された選手たちが、自主トレに備えて入寮している様子が報道されていました。
根尾選手と吉田選手の入寮の様子をニュースで見ましたが、この二人の見た目は対照的でした。
吉田選手は髪の毛を伸ばして整えており、野球部を引退した後は一般的の高校生並みに「ちゃらついている」様子。
一方の根尾選手は、甲子園で見た時と全く変わらず、野球に対するその姿勢に全くブレは無さそう。
テレビやパソコンも持ち込まないそうです。
昨日書いた山口鉄也選手の例もあり、
プロ野球の世界に入った選手が結果を残せるかどうかを決定づけている要素として、
私が「必要『十分』条件」だとまで考え始めているのは、野球に対する意識です。
全国からこぞって「化け物」が集っている世界に飛び込んで生き残りを賭けていく以上、
少なくとも一人前になるまでは、全てを野球につぎ込む意識と覚悟があるのかどうか。
ドラフトで指名された時点で、僅かでも達成感を感じているようではかなりの危険信号だと思います。
これから凄まじい生存競争に身を投じていくことが決まった瞬間にあって、
「不安」や「人生を賭けた決死の覚悟」よりも「嬉しい」という感情が勝っているようでは、到底見込みなしでは。
もちろん髪型そのものは本質的な要素ではなく、本人の覚悟を推し量るためのマーカーの一つに過ぎませんが、
少なくとも現時点では、プロの世界での成功へ向けて、
根尾選手が吉田選手よりリードしているのは間違いないと思います。