「私が早期隠居したい理由(その1)」で書きましたが、現在の職場は拘束時間が尋常ではありません。
皆が自分の意思で、好き好んでそうしているという前提条件が無かったら、
空前絶後のブラック職場ということで間違いないでしょう。
私の場合、仕事そのものに激しい苦痛を感じているので全く救いが無い訳ですが、
更にもう一つの深刻な問題は、生き甲斐を謳歌するのに十分な自分の時間を確保できないという点です。
週休1日ではあるので、物理的には時間はあると言えなくもないです。
しかし実際には、前日まで仕事、翌日から仕事となると(特に精神的に)様々な制約が生じるため、
やりたいことはほとんど何もできず、ただ休息して英気を養うことにのみ執心せざるを得ません。
これでは人生の質が著しく毀損していて、「惰生を貪っている」としか言いようがありません。
「いずれは隠居生活を楽しむため」という目標が無ければ、とても受け入れられないレベルの生活です。
因みに私は、老いさらばえた人生を受け入れる気もありません。
気力が衰え、生き甲斐を楽しむことができなくなってしまえば、そこから先は「惰生」でしかありません。
個人差はあるでしょうが、どうやら年金を受給し始める頃には気力や能力の衰えが顕著になってくる様子。
だとすれば「定年まで働き、年金で余生を暮らす」という世間一般的な人生のプランは、
私にとっては価値のない生活が連綿と続く無意味なものでしかないのです。
隠居生活でやりたいことはいくらでもありますし、
現状よりも頭も使い、運動もして、精神的にも肉体的にもすこぶる健康で幸せな生活になるのは間違いありません。
あらゆるストレスから解放された状態を想像すると、陶然となります。