AbemaTVでの中継では、聞き手として飯野愛女流1級がよく登場している気がします。
これまでは、NHK杯で棋譜読み上げを務めているところを見かけるくらいで、どんな方かあまり知りませんでした。
女流棋士は棋戦の数が多くありませんので、こういった聞き手の仕事は非常に重要みたいです。
各女流棋士が聞き手として登場する頻度にはかなり偏りがありますが、
これに、女流棋士側の意向と採用側の意向がそれぞれどれくらい反映されているのかは、気になるところ。
誰にでもそつなくこなせるような役割ではないので、女流棋士側に向き不向きの個人差はあるでしょう。
一方で、視聴者からの評判や、あるいはコンビを組む解説者の棋士からの評価によって、
採用側の意向もある程度反映されているのかもしれません。
そして件の飯野女流1級ですが、その聞き手役を拝見するにつけ、視聴者としてすごく好感が持てますし、
たぶん、解説の棋士も同じなのではないかと想像します。
それは、飯野女流1級が解説者の言葉に対してすごくよく笑うからです。
それも愛想笑いかもと思わせるような笑い方ではなく、本当に面白そうに笑います。
笑いすぎて顔を背けてしまうこともしばしば。
あんなに笑ってくれると解説者は話がし易いでしょうし、
また笑ってもらおうと思って話のネタを探すモチベーションも湧いてきそうです。
動画中継の解説役、聞き手役は、棋士の意外な個性に気がついてファンが増える大きなきっかけになると思います。
全然人柄がわからない状態では、ファンにはなりようがありませんから。
最後に蛇足ですが、先日の放送で中村桃子女流初段が、
「自分が見た」という意味を話す時に、「御覧になった」と言っていました。
たまたま間違えてそうなったのかもしれませんが、私が見ている間だけでも2回同じ場面があったので、少し気になります。
中村女流初段はしっかりしてそうな感じですし、
あまり間違えることはなさそうな表現なのでまさかとは思いますが、真相は如何に。
小姑みたいで嫌われそうです。