最近にわかに電気自動車が話題になり、
私のポートフォリオでもカワタ (6292)が関連銘柄に該当するらしく、株価が動意付いています。
ガソリン自動車より、電気自動車の方がエコであるとされていますが、
本当に二酸化炭素の排出量を厳密に比較した結論なのかどうか、個人的には疑問に思っています。
まさかとは思いますが、
「ガソリン車は排気ガスを出すけど、電気自動車は出さないから」
などという小学生レベルの短絡的な判断で吹聴しているのではないかと疑いたくなります。
いくら電気自動車とは言え、その為の電気を火力発電で賄っていては本末転倒という印象が拭えません。
確かに、個々の車がガソリンを燃やすよりも、発電所で一括して大量に発電する方が効率が良く、
結果として後者の方が二酸化炭素の排出量が少なくなるという可能性は考えられます。
一方で、ガソリン車は燃料を燃やしてから動力にするまでの時間と伝達距離がコンパクトです。
対して電気自動車の場合は、発電所→充電所→電気自動車と送電し、
さらにこれらの各段階で電気を貯めておかなくてはなりませんので、その間のロスが大きく効いてくる気がします。
これら正負の要素を考慮した上で、電気自動車の方がこれだけエコであると説明して欲しいものです。