ジャイアンツの投手が、飲酒トラブルを起こして処分された件。
選手会が「処分が重すぎる」として抗議しているそうな。
近鉄バファローズが消滅してしまった、かの球界再編騒動の際には、
古田選手会長率いる選手会に肩入れしたものですが、今回の抗議に賛同することはできません。
まあ、選手会の唯一の行動目的は「(物事の理非に関わらず)とにかく選手の利益を最大化すること」ですから、
この抗議も、彼らが彼らたる存在意義の一端な訳でしょうけど。
選手会は、球団が解雇をちらつかせて複数年契約の見直しを迫り、年俸減額に同意させたと主張していますが、
仮にこの通りだったとして、選手側に何か不満な点はあるのでしょうか?
「ちらつかせる」のではなく、有無を言わさず解雇するのが本筋だと思いますが、
球団はそうしなかったのですから、選手側は泣いて温情に感謝すべきでは?
プロ野球選手としての義務を守らなかったのですから、もう彼にはプロ野球選手として主張できる権利などありません。
選手に対するこの類の処分については、ファンの意見を参考にすべきだと思います。
該当球団のファンに限定するため、ファンクラブ会員の意向を調査するのはどうでしょうか。
私は、愚行を犯した選手に対する球団の軽すぎる処分がどうしても納得できず、
熱狂的だったファンをやめ、同時にプロ野球そのものに対する興味も完全に失いました。
今年5月にオリックスのバカ波、いや奥波とかいう選手が阿呆な不祥事を起こしましたが、
オリックス球団は即解雇とはしなかったものの、無期限謹慎としてシーズン終了後に解雇する方針を取りました。
その後「早く地元に帰って次の進路の準備をしたい」という、
「お前、自分の立場をわかってんのか?」とつっこまずにはいられない、果てしないまでのバカ波、
いや奥波氏の厚顔無恥な要望を寛容なオリックスが受け入れ、シーズン途中での選手契約解除となりました。
選手契約解除ということで、それ以降の給料を支払う必要がなくなったのであれば、
恥知らずな要求を受け入れる結果になるとはいえ、オリックス球団の英断を株主として高く評価したいと思います。
もし、契約を解除しても、残りの年俸分を支払わなくてはいけないのだとすれば、
私が球団幹部なら、11月30日までしっかり拘束して寮と球場のトイレ掃除でもやらせます。
人並み外れて一芸に秀でるには、それなりの代償が必要なのはわかりますが、
常識や良識を著しく欠落したまま大人になった人間が混じった集団による「ハイレベルな技術の球遊び」なんて、
興行として成立するんでしょうか。
打率や勝率など、算数の概念を理解していない選手、私は絶対いると思っています。
自分の成績の数字をどのように眺めているのやら。
もう野球に関しては、自分でプレーすることにしか興味はありません。
甲子園はまだ少し観ますけど。