「すかいらーく株に重荷」という記事が、昨日の日経新聞に載りました。
最近の株価が低迷している原因として、先の中間決算で減益の一因となった株主優待の費用を挙げています。
すかいらーく側は、優待券額面の2倍弱の売上増効果があると見込んでいるということです。
500円の優待券を発行することで、株主は合計1000円分の食事をしてくれるという計算ですが、
これは甘すぎるのではないでしょうか。
この目論見に基づくと、優待券発行額と同額の増収を見込むことになりますが……。
私は逆に、発行した優待券の額面分は、そっくりそのまま損失として計上しておくべきだと考えます。
この前提でいくと、12月の期末には大幅な下方修正がやってきそうですので、
その前になんとしても逃げ出しておかねばなりません。
現金なもので、最近の軟調な株価を目の当たりにすると、愛着はほとんどなくなってしまいました。
少しでも売却益をなんて贅沢は言わず、微益でも早々に撤退しておくのが吉かも。
ただし、現在のポートフォリオにおいて、すかいらーくの配当+優待分は馬鹿にならない割合を占めていて、
これが無くなると、一月あたりの不労所得が7,000円ほども減少してしまいます。
幸い、あおぞら銀行 (8304)がポートフォリオに2年ぶりに復帰したところですので、
すかいらーくを売却した後、その資金であおぞら銀行を買い増すことができれば、理想的な展開です。
それにしても、こんなに早く業績に関する暗雲報道が出てくるとは思いませんでした。
実際に大盤振る舞いの優待券が出回るのはこれからですし、今後の展開に戦々恐々です。