昨日発表された、積水ハウス (1928)が被害を受けた詐欺事件ですが、
「地面師」と呼ばれる詐欺グループによるものだという記事が出ています。
被害金額はともかく、積水ハウスはあくまで被害者なので、
株価に対してマイナス要因にはならないのではと思ったのですが、
詐欺に引っかかったことで信用を無くすといった副作用の可能性はあるかもしれません。
記事を読んでも詐欺の内容は理解できませんが、被害者に同情する気になれないようなレベルの失態なのでしょうか。
今日の株価はマイナス1.12%でしたが、特段の材料が無くてもこれくらい下がることはありますので、
詐欺事件の影響そのものはよくわかりません。
今日は、サカイ引越センター (9039)がマイナス4.21%と調整したのですが、
昨日の決算発表を受けたJCU (4975)が、プラス10.27%と期待以上の爆騰でしたので、
うまいこと相殺できて、お釣りまで来ました。
JCUはこれで年初来高値を更新し、1年以上続いている上昇トレンドを維持しています。
日本マクドナルドホールディングス (2702)も、年初来高値更新です。
まだ上値を追うのでしょうか……。
優待目当ての人は二の足を踏みそうな水準ですし、この株価で誰が買っているのか不思議です。
今日は2銘柄の第1四半期決算発表がありました。
日本管財 (9728)は、通期予想の修正は無かったものの、
前年同期比でほとんど上積みが無く、通期予想に対する進捗率も19.6%だったためか、
14時の発表直後から下落して、結局マイナス2.24%でした。
ここは、堅実な安定業績が持ち味ですし、
優待目当ての個人投資家は滅多なことがないかぎり保有し続けるでしょうから、
業績発表や、それに伴う株価の変動にはあまり気を使わなくてよさそうです。
もう一つは三井物産 (8031)で、
前年同期比の純利益は81.1%増、通期予想に対する進捗率は34.6%でした。
今回の予想修正はありませんでしたが、この調子でいけば今後可能性はありそうです。
三菱商事は決算発表後に派手に騰がっていたようなので、この内容なら三井物産も……と思ったのですが、
騰がるには騰がったものの、長めの上ヒゲを引いたプラス1.07%に終わりました。
これからじわじわと騰がっていく展開を期待します。
新しい内閣が発足する度に、野党による薄っぺらい感想を聞かされるのはうんざりです。
もし私が野党の人間だとしたら、内閣の顔ぶれについて、いちいち感想もクソもありませんからコメントに困ります。
それでもテレビカメラとマイクを向けられれば、何か言わざるを得ない状況になるので、
野党には同情すべきなのかもしれません。
それでも、「これから対決はするが、与党としてしっかりやってくれ」くらいのエールを送る方が印象が良いでしょうに。
実際には、揚げ足を取ってでも与党を批判するのが野党の(唯一の)誇り高き務めだと認識していらっしゃる節がありますので、
チャンスで打順が回ってきたとばかりに、ブンブン素振りをして気合十分で打席に入っているのかもしれません。
後で自分で見て、恥ずかしくならないのかなと不思議になるくらいの、空っぽな内容ですが……。
一方で、そんな内容しか返ってこないことを承知の上で毎回マイクを向けるメディアについても、
矜持はあるんですか?と訊いてみたいところです。