三太夫の「おれのいうことは正しい」

「株式投資」「将棋」「動物」をこよなく愛する頑固なひねくれ者の悠々自適な晴耕雨読生活

森内九段が藤井聡太四段に立ちはだかるか


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先週、藤井聡太四段が登場したNHK杯を観ました。

いつもは録画して夜に観ているのですが、今回は記念すべきデビュー戦ということで、放送時間の通りに観戦です。

 

プロの差し手を理解できるほどの棋力はない初級者ですが、

これまでの藤井四段評では「終盤の鋭い寄せ」という形容が目立っていましたので、

勝敗は放送前からわかっていたものの、その終盤戦を楽しみにしていました。

 

ところが、初級者目にもまだ終盤に突入していないとわかりそうな場面で、

対戦相手の千田六段が投了してしまいました。

挽回不可能なくらいの差がついていたらしいのですが、そこは初級者にはわからない悲しさです。

なにしろ、プロの投了図を見ても、どちらが勝ったか当てられるかどうかは怪しいので……。

 

なにはともあれ、そのおかげで感想戦がたっぷり放送されたのですが、

千田六段が、自分の手番の局面で藤井四段ならどう指すかを頻繁に尋ねていたのが印象的でした。

普通はあまり見ない光景ではないでしょうか。

ソフトに最善手を表示させるような感じで、藤井四段に差し手を尋ねていたような気がします。

ソフトに対するような評価を、藤井四段に与えていることの証左なのかもしれません。

 

次は森内九段戦ということで、非常に楽しみです。

ここまで来てしまった歴史的な藤井四段の連勝を止める棋士として、

森内九段はこれ以上ない役者ですし、その可能性はかなりあるような気がしています。

どちらも応援したいので複雑な気持ちですが、放送前に勝敗がわかってしまう可能性は高そう。

まずはその対局日まで、藤井四段が連勝を継続することを願っています。