今週は、中東の要人が取り巻きを引き連れて来日していました。
石油に完全依存した不安定極まりない財政構造でありながら、
利権を貪る自分達に対して不満が出ないように、教育費や医療費、税金をタダにして国民にお金をばらまく。
全く持続性に欠ける国家の運営方針は、日本人にはちょっと理解し兼ねます。
国民性の違いなのでしょうか。
アメリカが突如として産油国に転じてから初めて「脱石油」と焦り始めるのは、とても賢明とは言えません。
国営の石油企業を上場させれば、莫大なあぶく銭は手に入るのでしょうが、
そのお金でちゃんと「釣竿」を買うだけの知恵はあるのでしょうか。
活きのいい「魚」をたくさん買って、その場で食べてしまうのでは?
そういう国に媚びへつらって、
東証にも石油企業の株を上場してもらおうと御機嫌をとっている様を目の当たりにするのは、
あまり気分の良いものではありませんが、ビジネスのためには仕方がないのかもしれません。
私はJPX (8697)の株主でもありますし……。