アメリカのプロ野球で、今季から敬遠四球の時の投球は省かれるとか。
サッカーなど他のスポーツと比べた場合、
興行としての野球の大きな弱点の一つは、試合時間が不定で長いことだとされています。
敬遠時の投球省略は、その改善に向けた一手だと思いますが、
個人的には他にもっと手をつけるべきところがあると考えています。
私がプロ野球のファンだった時、一番イライラしたのは投手交代です。
1. ベンチから投手コーチが出てきて、「ゆっくりと」マウンドへ歩き出す。
2. その途中で球審から新しい球を受け取って、交代を告げる。
3. マウンドに着いたら内野陣も集まって何やら話し込む。
4. しばらく話し込んだ後、ようやく投手交代のアナウンスが流れる。
5. リリーフ投手がのんびり現れ、おもむろに投球練習を開始する。
投手コーチの見せ場だとでも思っているのかわかりませんが、特に1と2が最悪です。
その直前に1度行っているケースがほとんどなのに、
投手交代時に投手コーチが再度マウンドに行く必要があるでしょうか。
1-5で5分くらいかけていると思いますが、
監督がベンチから出て球審に告げるのと同時に救援投手が走って出て来れば、1分で済みます。
しかも、ワンポイントだなんだと、細かく継投すれば名采配だと思っているらしく、
1イニングにこの茶番が、第2幕、第3幕と続くことさえあります。
リリーフ投手の準備時間を稼いでいるとか、作戦ぶった小賢しい演出はうんざりです。
他にも、攻守交代のだらだら具合もしかり。
もうプロ野球に対する興味は完全に失って久しいので、
外野、いや、野球場の外を歩いている無関係な通行人の立場に過ぎませんが、
かつてのファンが、長年抱いていた勝手なよしなしごとです。