坂を下っていく方を想定する姿勢になっていたので、昨日の後場あたりからの勢いにはちょっと当惑してしまいます。
残念ながら含み損が解消しそうな塩漬け株が見当たりませんので、
既にダブルインバースでの利益確定の方に興味が移っているのですが、
今日の上げで、また仕切り直しになりました。
一連のトランプラリーによってNISAでの取引が増えているそうですが、
こんな高値圏で買う株をNISAで保有するなんて、賢い選択とは思えません。
相場が盛り上がっていると初心者は買いたくなりがちなのかもしれませんが、
私は一応、そのレベルは脱していると思っています。
買うのはあくまで暴落時という、逆張り本格派です。
昨日、ニプロ (8086)が米国企業との間での合弁事業を含む資本・業務提携を発表しました。
透析以外の柱に成長する候補として、外科領域の製品の輸入と販売事業を育てていくそうです。
もちろん2017年3月期の連結業績への影響は軽微だということですが、
他社の作った製品の販売とはいえ、長期的には期待できそうなリリースだと思います。
同じく昨日、三井物産 (8031)はイギリスの鉄道事業の権益を取得すると発表しました。
資源以外の事業を育てていくのは、株主としてはとても頼もしいです。
参入した路線の沿線は、ロンドンのベッドタウンとして人口が増加しているそうですので、
そこからの通勤乗客を確保できれば、比較的安定した事業になりそうですが、
総合商社として、そのあたりの目利きは優れていると信じています。
この2つのニュースは日経新聞に載っていて、企業のIRページにもリリースがありましたが、
何故か適時開示速報には載っていませんでした。
この速報さえチェックしていれば、IRリリースを逃さないで網羅できると思っていたのですが……。