先日、リート5社のIRセミナーを聴く機会があったのですが、
改めて、高利回りの投資先として考えてみようかなという気になってきました。
ただ、「スポンサー」と「資産運用会社」がその実態なのに対して、
「リート投資法人」は『カラの箱』と形容されていたくらいなので、
収集欲を満たしてくれる対象になるかというと、その点は株式とは異なる気がします。
ただ単に、利回りを求めて無機質な投資をするという感じ。
個人投資家間では、IPOに申し込むのも大人気のようですが、私はこれに全く興味が湧きません。
何年かに1度くらい、申し込むだけやってみるかという気になる時があったりして、
チャレンジポイントは僅かに貯まっていると思いますが、すぐに忘れてしまうのが定例となっています。
ほぼリスクなしでリターンが得られる可能性があるクジみたいなものではありますが、
収集欲を満たしてはくれないので、食指が動きません。
IPOと比べれば、リートはまだマシなので、次回のバーゲンセールの際には検討してみようと思っています。
対象不動産が都心のオフィスや商業施設だけでなく、
物流施設というリートもあるようで、これはなかなか面白そうです。
そもそも、巨大な物流施設そのものが賃貸だという概念がありませんでした。
最近の状況を鑑みると、オフィスや商業施設と比べて、長期的な安定感がありそうです。
どのリートも、コロナ禍を受けたテナントからの賃料減免相談について言及していましたが、
投資家へのセミナーというだけあって、「そう簡単には応じていませんよ」という心の声が聞こえてきそうな口ぶり。
「ガイアの夜明け」か何かで、家賃の支払いに苦しみ、
補助金の振り込みを綱渡りで待ちわびている飲食店主の様子を見ていたので、
どちらかと言うと、テナント側の気持ちになってセミナーを聞いていました(笑)。
長期契約をたてにとって「減免する必要なし」と言いたげなリートもありましたが、
これを投資先としてどう判断すべきか、難しいところです。