私は学生時代、常に音楽を聴きながら、いや正確には歌を歌いながら勉強をしていました。
勉強机に座ると、目の前にはミニコンポが鎮座しています。
ただし歌っている曲は、何度も聴いて口が歌詞を完全に覚えているものばかりだったので、
歌う方には全く神経は行かず、頭は文字の方へ集中できていました。
このスタイルのメリットとしては、適度に息が抜けるので長時間(2-3時間)の勉強が可能になっていました。
因みに、以前の記事でもどこかで書いた気がしますが、
私は「時間の長さ」を誇っている勉強スタイルを小馬鹿にしておりまして、
効率的に点数を取るためのアプローチを考えた上での短時間勉強が専らでした。
「何時間勉強したか」ではなく、「どうやって勉強したか」が全てです。
歌を歌っていた話に戻りますと、私の勉強部屋は家族から「カラオケボックス」と呼ばれていたことを思い出します。
当時は認識していませんでしたが、かなり迷惑だったことでしょう。
気を遣ってもらって、遅ればせながら感謝しています。
一方で、私は「人と話しながら」、他の作業を集中して行うことは全くできません。
仕事の作業中には全く会話はしませんし、
新人に教えるため、やむなく話をしながら作業をする際には、その質は数段落ちています。
例えば、車の運転も然りで、助手席に人を乗せて話しながら運転するのは非常に危険だと自認しています。
もっとも、車を運転をする機会はもう無いと思いますが(自転車派)。
職場には、世間話をしながら作業をしている人がたくさんいますが、
彼らは、私には想像もできない「ながら」能力を備えているのか、
はたまた、集中力の欠けた作業が日常的になっているのか……。