昨日発表した第3四半期決算発表にて、通期予想を下方修正したキヤノン (7751)が爆死したので、指数とは競う術のない1日でした。
キヤノンはマイナス5.62%で、約14万円分も足を引っ張っています。
決算発表の度に言っている気がしますが、キヤノンの通期予想修正癖は困ったものです。
今期も含めた過去3期のそれぞれ第1-3四半期で、合計で9回の業績発表がありましたが、
そのうち、今期の第1四半期以外の全て、実に8回については修正を行っているのです!
しかも、当然ではありますが、年度毎の明暗がくっきり分かれていて、
2016年12月期は3回中3回とも「下」方修正、
2017年12月期は3回中3回とも「上」方修正、
2018年12月期は3回中2回で「下」方修正。
他の企業ならスルーしてしまうくらいのところを馬鹿正直に修正発表しているのか、
それとも、期初の時点で通期を見通す能力に全く欠けているのか。
日本の企業は保守的な予想を出す傾向があるらしいので、「常に上方修正しがち」ならば理解できます。
また、好ましくはありませんが、楽観的に予想する癖があって「常に下方修正しがち」というパターンでも、まだ理解できます。
上方にも下方にも修正を連発するというのは、ちょっと理解が及びません。
順番では、来期は上方修正の年になる筈ですが、とてもそうなるとは思えません。
どうせなら期初に大赤字の予想を出して、1月末にまとめて株価を大暴落させておいて欲しいです。
今朝、ニューヨークの大反発を確認した時にはがっかりしたのですが、
高寄りした後で、これほど下に押すとは思いませんでした。
ダブルインバースの損切り注文は、昨日の終値付近であえなく約定してしまいました。
ティア (2485)は引き続きだだ下がっていて、ウチヤマホールディングス (6059)もナンピン圏内に入って来ています。
松井証券の10万円枠をどれに使うか、ちまちました悩みどころです。
今日は、オリックス (8591)の第2四半期決算発表でした。
現時点で減収減益ですが、オリックスは通期予想を出さないので、
今回の数字をどう受け取ったらいいのか、いまいちピンと来ませんが、
第1四半期の時よりも、各減額幅が小さくなっているので、良い傾向と言えるのかもしれません。
同時に、配当に関するリリースもあったので、直近の業績動向を鑑みて嫌な予感がしたのですが、
内容は、配当性向の引き上げ(従来の27%から30%へ)と、期末配当予想の発表(増配)ということで、一安心です。
こんな不安定な地合ですし、月曜日の株価動向は予想するだけ野暮でしょうか。