昨日の場中に、ニプロ (8086)が決算発表を行いました。
前期に関しての悲惨な先行リリースを受けて暴落している今、注目すべきは今期の見通しでした。
真に受けるかどうかは別にして、今期の業績予想は大幅な増益、
配当もわずかながら増配予想を出してきました。
それを受けた株価の反応は……、やはりナイヤガラでした。
この流れですから、誰も予想の数字を信用していないということでしょうか。
でも、それで売るなら決算発表まで待たなくてもよさそうな気もしますが。
とにかく、株価は2日間で16%近くも暴落。
私が株主になった2014年からの期間では、突出した大暴落です。
あまり高配当銘柄とは思わないで保有しておいた方が精神的にいいかもしれません。
今日はなんとか落ち着いてきましたか。マイナスですけど。
好対照だったのは、大注目だったKDDI (9433)。
NTTドコモの今期減益予想ですっかり怯えてしまっていたのですが、
蓋を開けてみると、期待以上のフルコースでした。
堅実な増収増益予想に、10円もの増配予想(年間100円)。
発行済株式の2.62%もの自社株買いに、同じく2.13%もの自己株式消却。
もう何も言うことがないくらいの満額回答です。
200株を売ってしまったのは早計だったことになりますが、安全を期した上での結果論なので後悔は無し。
残りの1,000株の恩恵をありがたく享受させて頂きます。
前場の株価はプラス4%前後ですが、まあこんなものかという感じでしょうか。
ニプロと同じく決算ショックに見舞われた三井物産 (8031)も、今日で3日目ですが粛々と回復しています。
地合に助けられている面もありそうですが、株価が戻るのは助かります。
ニプロもこうなってほしいところですが、こちらのショックはもう少し威力が大きそうなので、
しばらくは尾をひくかもしれません。
短期間でガツンと下がるだけならまだいい方で、
少し前のKDDIのように、長期間だらだらと下落傾向を続けるのは勘弁してほしいです。