ここ最近、武田薬品工業 (4502)の大型買収に関する報道が賑わっていますが、
もし株主だったら……と想像して、野次馬で楽しんでいます。
企業を買収して子会社化した結果の明暗は、枚挙にいとまがありませんので、
良くも悪くも、影響が大きいイベントなのはよくわかります。
今回の場合は特に、買収対象の規模が巨大ということなので、
買収そのものに伴った短期的な影響として、株価の下落や減配、増資など、株主はいくつもの被害を被りそうです。
一方で、素人にはこの買収にどれくらいの勝算があるのかは、皆目わかりません。
一か八かで踏み込んでいるという訳ではないんでしょうけれど。
そもそも、買収が成立するかどうかが、まだはっきりしない状態のようですが、
もし自分が株主だったら、悩ましい状況になっていたと思います。
最初の報道に接した時点で投げ売りしていたような気もしますが、
そんな勇気もなく、ずるずると保有していたかもしれません。
そもそも製薬会社というものは、
このような積極的な経営をしないと、現状維持すら難しい激動の業種なのでしょうか。
だとすれば、極めて保守的な性格である私の投資対象にはそぐわない分野なのかなと思います。
株価がもっと下がる展開になったとしても、さすがに怖いので逆張り参戦はしないでしょうが、
引き続き、興味深く推移を見守っていきます。