年末特番の続きが放送されるということで、「地球征服するなんて」という番組を先日初めて見ました。
「無人島」の続きの放送が終わったあとに、別の内容が始まったのですが、
その企画が、以前の他局のものをまるパクリしていたのでびっくりしました。
かなり前になりますが、桜 稲垣早希さんを一躍有名にした「ロケみつ」中の「ブログ旅」そのままの企画です。
以前から感じているのですが、テレビの世界では、
他局が成功した例を真似ることをマイナスとは捉えないようです。
それどころか「真似ないのは怠慢だ」くらいに開き直っている節すらあります。
「細かすぎて伝わらないモノマネ」によって、ネタの直後に落下する演出の威力が明らかになった後には、
フジテレビが「レッドカーペット」で、横に流れていくという二番煎じを講じました。
確かTBSだったと思いますが、上から鐘が降りてくるという変法もありました。
これらはまるパクリしているという訳ではないですが、
それでも制作側のプライドは無いのかなあと思ってしまいます。
因みに、このネタ後のはけ方は、元祖である「細かすぎて」の圧勝に終わり、
他の二番煎じ案はキレ味が遠く及ばずに淘汰されていきました。
「ブログ旅」については、そのヒットの要因は出演者である桜 稲垣早希さんに依るところが大きく、
企画そのものが秀でていた訳ではなかったと思っています。
番組の後半に「ブログ旅」を据えた上で、前半ではいろいろな企画を試していましたが、
結局、2番目のヒット企画は生み出せずに終わっていました。
よゐこのお二人にしてもそうですが、特に「笑わせよう」という番組の場合は、
出演者に好感が持てることが絶対的な必要条件だと思います。
いけ好かない人間がどんな行動をしたとしても、笑うことはできませんので。