今日は3銘柄から決算発表がありましたが、注目はなんといっても三井物産 (8031)でした。
幸いにも結果は吉と出て、通期純利益を従来予想より10%上方修正するのと同時に、
今期の期末配当を30円から40円に増配(年間70円)し、
更には、上限1.7%の自社株買い+消却を行うという3点セットでした。
自社株買い+消却が無かったら下落していたような気もしますが、
結果的には、14時の発表後に株価は垂直に跳ね上がり、プラス4.05%で10年ぶりの高値になりました。
自社株買いの恩恵は、私にとっては直接的ではなく即効性も無いので(売却するつもりがないので株価上昇は実益にならない)、
その分を増配額に上積みしてくれた方が嬉しかったかもしれませんが、
今回は、買い取るだけでなく消却までしてくれるということなので、
来期以降の一株あたり純利益や、配当額に効いてくるのを期待することにします。
どんどん増配を期待している銘柄ではなく、現水準での「安定」推移で十分満足です。
今は原油が高値なので恵まれた環境ですが、これが崩れた時には、
どれだけ資源頼みから脱却できているのか、真価が問われることになります。
日本管財 (9728)とビーアールホールディングス (1726)は、どちらも後場の取引時間中に決算を発表しました。
ビーアールホールディングスのみ、通期予想と配当の上方修正を行ったのですが、
株価の反応は真逆となり、ビーアールホールディングスはマイナス3.48%だったのに対して、
日本管財がプラス3.23%でした。
尚、ビーアールホールディングスは、優待の条件に1年間の長期保有を加えるとも発表しましたが、
私が買ったのは3年前ですので、影響はありませんでした。
昨夜、期待通り藤井聡太五段が誕生しました。
将棋界素人のにわかマスコミは、五段昇段を全面に押し出して報道していますが、
実際には、五段になったことよりも、C級2組を1期抜けできたことの方が遥かに重要です。
そして次のC級1組も、更なるイバラの道。
棋王戦挑戦者となった永瀬七段はここに在籍していますし、
昨日、A級からの降格が決まってしまった屋敷九段が、C級1組で何年も足踏みしたのは有名な話です。
賞金の多寡はあれど、やはり「名人」が一番価値のあるタイトルだと思いますので、
その挑戦権獲得の可能性があるA級へ、最短で登りつめてほしいというのがファンの妄想です。
一方、A級の方は大混戦で最終戦を迎えることになりました。
豊島八段は三浦九段に敗れ、久保王将が渡辺明棋王に勝ったため、両者が3敗で並びました。
羽生竜王にもまだ挑戦の可能性は残っていて(羽生竜王自身は既に全局を消化済み)、
上は最大6人によるプレーオフになる可能性があり、
下は屋敷九段の降級が決まりましたが、他に4人が残り2枠に入る可能性を残しています。
後半に失速したために混戦になってしまいましたが、今期は豊島八段の挑戦を見てみたいです。