日経新聞に「キヤノン (7751)が、2020年までの3年間で最大4,000億円をM&Aに費やす」という記事が載り、
今日の株価はプラス2.25%と跳ねました。
東芝などの例を目の当たりにすると、M&Aは強烈な諸刃の剣であることがよくわかります。
キヤノンの場合には、これまでの実績から、そのM&A力に対してかなりの信頼がありそうです。
東芝メディカルシステムズに続いて、医療分野に傾注していくとのこと。
これは、よく槍玉にあがる「内部留保」を成長投資へとつぎ込むという方針ですが、
個人的には、内部留保が一方的に悪いものだとは思っていません。
個人投資家にとっての買付余力みたいなものでしょうから、
内部留保を確保している企業とは、買付余力を手堅くキープしている個人投資家、
内部留保がない企業は、フルポジションで買い向かっている個人投資家。
確かに、買付余力を確保してしまうと、積極的に売却益を狙いにいくことはできませんが、
突然の暴落が訪れた際には、お買い得な銘柄を粛々と買い集めることができます。
買付余力を十分確保しておくタイプかどうかによって、
個人投資家の内部留保に対する見解は分かれるような気がします。
私は買付余力を確保しておきたい派ですが、現実にはなかなか思うようには行きません。
現在でいうと、KDDI (9433)につぎ込んでしまったせいで、買付余力は心許ない状態になってしまっています。
そのKDDIは、今日も元気なし。
ただ、NTTドコモ (9437)も連れ安なので、独歩という訳ではありませんでした。
地元が盛り上がらなさそうなオリンピックを控えて、肥満醜男に足元を見られているとしか思えない韓国……。
もっと外交力をつけるべきなのでは。
どうしても日本をいけ好かないのならば、それはそれで結構なのですが、
いきおい国同士の正式な約束事を反故にしてしまうようでは、外交力云々以前の問題です。