ダブルインバースが、日経平均換算で年に1,000円も減価するとは誤算でした。
さすがにこんなスピードで減っていくとなると、
何年も継続して保有しつつ、下落局面で利益を出していくのは困難です。
利益確定とナンピンのサイクルをよっぽど頻繁にこなさないと、
この減価分についていくことすらままなりません。
相場が堅調だったこの上半期に至っては、
ダブルインバースが含み益になっていたのは、たったの3営業日だけ(!)でしたので、
利益確定売りはほんのわずかで、ほぼナンピン買いのみ。
これでは資金がいくらあっても足りません。
この減価は配当分に依るものなので、これを野村がETFの手数料代わりに懐に入れているということでしょうか。
というより、日経平均が超長期的に右肩上がりにはならないとしても、
ダブルインバースの株価は、かなりの速度で下落する一方なのでは。
今回1,000円分の減価だったので、20,000円を基準として年に5%ずつ減っていくとすると、
20,000円の日経平均が10年後に11,974円、20年後に7,169円、30年後に4,292円となります。
それにしても、配当分なのに5%(半期分で2.5%)も手数料で取るのだとしたら、
元本を取り崩している毎月分配型の投資信託みたいなものと言うべきなのかもしれません。
長期で保有した場合には。
一応、次の減価まで半年の猶予があるので、
引き続きナンピンはしつつ、利益確定ができる場面になったら、
手数料を甘受して、ある程度大きい株数を売ってしまうか……。
下落時用の強力なヘッジ、それも安定して持っておけるものが欲しかったのですが、
結局ダブルインバースも、短期の売買で細かく稼ぐ方法にしか使えないのでしょうかね。
かなりのショックです。
ちょっと気分が落ち込み気味です。
個別株口座の時価総額は最高を更新したのですが、焼け石に水といった感じ。
今日は、DCMホールディングス (3050)の第2四半期決算発表でした。
通期予想の変更はありませんが、営業利益の到達度は65%なので、まずまずではないでしょうか。
きょくとう (2300)も、第2四半期決算発表が14時にありました。
無風の数字に見えましたが、株価は垂直落下してマイナス6.06%に。
ふ~ん。