順位戦でA級から降格した森内九段が、フリークラス転出宣言をしました。
とてもびっくりしましたし、ファンとしてはいいようのない寂しい気持ちが湧いてきます。
昨年の名人戦の際、実際に使用された盤駒に両対局者がサインしたものが販売されました。
金額は確か300万円でしたが、
もし羽生さんと森内さんの対局(どちらが名人、どちらが挑戦者でも)であったとしたら、
購入を真剣に検討するつもりでした。
お二人のファンにとっては、それくらいの価値は優にあります。
これで、お二人による名人戦の可能性が無くなってしまったことになりますが、
永世名人としての森内九段の決断を尊重して、これまでの数多くの名局を讃えたいと思います。
御本人のお考えはわかりませんが、
今後は是非、長年のライバルの一人でもある佐藤康光会長を支える立場になって頂けたら嬉しいです。
森内九段の人柄と思慮深さは、現在の難局にある将棋界をいい方向へ導く強い力になる筈ですから。