私のポートフォリオでのお気に入り筆頭銘柄、積水ハウス (1928)。
SBI証券のログインページで見られる、モーニングスター社の企業評価レポートが更新されました。
そのスコアは最高ランクである「買い」。
こういった分析はあまり当てにならないことも承知しているつもりではありますが、
プラス内容の記事は、読むと多少気分が良くなる一服の清涼剤みたいな感じ。
もうすぐ新しい四季報も出ますし、保有銘柄の今後の業績見通しが気になります。
ところで、とある投資情報提供会社の広告といいますか、
宣伝のために公開している情報の形式がいつも気になっています。
「この日にこの銘柄のチャートに買いシグナルが出たが、実際にその後何%も上昇した」
「この銘柄に売りシグナルが出たが、その後何%も下落した」
という事例をひたすら列挙しているのです。
この「買いシグナル」や「売りシグナル」を表示するソフトを販売しているのだと思いますが、
この宣伝の仕方で効果が上がっているのか、はなはだ疑問です。
口さがないサイトでは「後出しジャンケン」などと揶揄されたり……。
もし仮に、今現在シグナルが出ているチャートをいくつか公表して、
「明日以降も追っていったところ、全てがシグナル通りに動きました」
という実績を示すことができれば、宣伝方法としてこの上ないと思います。
が、もちろんそんなことは無理ですから、
せめて、過去のある時点でシグナルが出ていた銘柄を「全て」列挙して、
その内の何%が実際に予想通りに動いたかを開示していれば、
ソフトの実績を(一端ではありますが)正確に伝えていますので、誠実な印象を受けます。
無論、的中率が何%であれば満足できるのかは個人差があると思いますので、
ソフトの有用性を客観的に評価しようとすることは不毛かもしれません。
結果的に的中したものだけをピックアップして宣伝に使用していたのでは、
怪しいガン治療ではありませんが、とても信用する気にはなれませんし、
それこそ「後出しジャンケン」という評価が妥当ということになってしまいます。
他にも、健康食品の紹介等で1gのことを1000mgと表示したり、
下図のように、同じデータを表すグラフでも、軸の取り方によって差を強調してみたり、
といった例を巷でよく見かけますが、
こういう姿勢には誠実さを感じませんので、少なくとも私に対しては宣伝が逆効果になっています。