三太夫の「おれのいうことは正しい」

「株式投資」「将棋」「動物」をこよなく愛する頑固なひねくれ者の悠々自適な晴耕雨読生活

験担ぎしてる時点で劣勢

センター試験の試験監督経験者に聞いた話だと、

問題用紙を配る際、誤って床に「落として」しまったものを頑として受け取らなかった受験生がいたそうです。

 

私は験担ぎや神頼みの類は一切取り入れない性格ですが、

そんなくだらない験担ぎに固執している時点で、劣勢に陥っていると言うべきではないでしょうか。

頼れるのは己の力のみです。

 

また、どんなに早くから始めたとしても結局目指すのはこの大学入試に集約されるのですから、

親が、狂気じみた「中学受験」に熱を入れているのは理解できません。

親が幼少期の育て方にちょっと気をつけさえすれば、

あとは塾なんて通わせなくても、一人で歩いて大学入試くらい突破できると思うのですが。

座右の銘

私の座右の銘は、「備えあれば憂いなし」と「人のふり見て我がふり直せ」の二つです。

座右の銘としてのこの言葉ありき、という訳ではなく、

私の行動指針を客観的に省みた結果として、この二つがよく当てはまっています。

 

「備えあれば憂いなし」

 

常に慎重派で、手堅い思考を好みます。

何事も綿密に計画を立て、更にその計画を上回る進捗の達成を目指すのが常。

企業でいうと、相当に保守的な業績予想を出しておき、実際の業績発表に際して上方修正していくタイプです。

 

「人のふり見て我がふり直せ」

 

他人から何らかのことを学んで自分に活かそうとする場合、「教師」よりも「反面教師」の方が有用だと思っています。

絶対数も後者の方が圧倒的に多いですし、

他人のいいところを真似るよりも、悪いところを真似ないようにする方が容易であることが多いからです。

 

例えば、仕事で他人のプレゼンの聴衆になってみると、

用意した原稿を棒読みして、ポインタを使っての視線誘導が一切無いプレゼンがどれだけ分かりにくいか痛感します。

前のスライドで提示した情報が、現在のスライド内に再掲されていないため、主張内容についていけないことも多々あります。

いざ自分が演者に回った時に、話術がうまいプレゼンを真似るのは困難ですが、

聴衆だった時に自分が分かりにくいと思ったポイントを潰していくのは、目標が明確なので比較的実行し易い筈です。

 

自分がされて嫌なことは人にもしない、というのも典型的な反面教師。

自分が店員だったとして、客に横柄な態度を取られたらどう感じるか。

親切で電車の席を譲ろうと申し出たのに、逆に不快感を表されたらどう感じるか。

反面教師の材料には事欠きません。

 

こちらの必死の愛想笑いにも気づかずに、くだらない話を長々と続ける人がいますが、

そういう人に限って、向こうの気が向かない時にこちらから話しかけると、遠慮なく不機嫌になりがちです。

 

与党の時は衆議院再可決権を行使するくせに、野党に回ると口角泡を飛ばしてそれを糾弾するなど、

言動がブレブレなのも、甚だみっともありません。

 

立派な人間にはならないまでも、見苦しい人間にはならないようにしたいものです。

にほん昔話「漁師見習いの若者」

昔々あるところに、雇われ漁師がいました。

船主が所有する船に乗り、漁師見習いの若者たちを率いて漁に出ます。

 

ある日、一人の若者が漁師を志して弟子入りを志願してきました。

弟子入りを認めるかどうかを決めるに当たって、いくつか適性を確認してみましたが、どうも思わしくありません。

しかし、船上が大人数で賑やかになるのを好む船主はこの若者を受け入れることに決め、

雇われ船長に面倒をみるよう指示しました。

 

その後、やはりこの若者は漁師に全然向いていないことがわかってきます。

船酔いがひどいため、船上でまともに作業ができませんし、

そもそも、気持ちが悪くて素手では魚をつかめないという有様。

「向いていない」どころか、漁師には最も不向きな人間なのではないかと、雇われ船長は呆れるばかりでした。

 

一向に仕事を覚えられず、まるで戦力にならないため、毎日怒鳴られている若者ですが、

漁師志願を諦めて、別の仕事を探そうという素振りは見せません。

 

かといって、自身の現状を憂いて人一倍の努力をするでもなく、

雇われ船長を煩わせるだけの無為な日々を過ごしていました。

未だにロープをしっかり結ぶことすら、ままならない体たらくです。

 

若者が船に乗り始めてからしばらく経って、更に若い少年が弟子入りしてきました。

その少年は漁船に乗るのは初めてでしたが、海に慣れ親しんで育っていたため、

魚の扱いには慣れていましたし、要領も良かったので、漁師としての知識を次々に身につけていきます。

 

そんなある日、雇われ船長は、若者と少年が話をしているのを小耳に挟みました。

若者が少年にこう語りかけています。

「僕たちが漁をして魚を獲って来なかったら、村の人たちは食べるものに困ってしまうので、すごく大事な仕事なんだよ。」

ロープの結び方も覚えられない若者の先輩風を吹かせた物言いに、少年は困惑して苦笑いを浮かべていました。

 

若者の見習い期間はあと少しで終了します。

その後は、自分で漁に出て生計を立てねばなりませんが、

一人では漁の仕掛けも作れませんし、未だに船酔いもひどいですし、魚にも触ることができないままです。

さて、彼の将来や如何に……。

……。

……。

……。

 

雇われ船長は、この3月いっぱいで下船して隠居することになりましたが、

その後、この若者は一体どのような人生を歩むのでしょうか。

そもそも、若者自身が自分の状況をどう把握して、どのように考えているのか。

雇われ船長には全くわかりません。

 

以前に雇われ船長は、かなり直接的な表現で、

「君には漁師としての適性が全く無い」旨を本人に何度も指摘しているのですが、

それが彼にどう響いたのか、響いていないのか、それすらも不明です。

 

自分の最低限の責任は果たしたと思っていますし、彼の今後の人生には全く興味はありません。

そもそも、冒頭のところで船主が弟子入りを拒絶すべきだったと思いますが、覆水盆に返らず。

イバラの道で、頑張ってね。

怒りのナンピン……は約定せず

日経平均TOPIXも1%以上騰がっているのに、ポートフォリオは、まさかのほぼプラマイゼロ!

松井証券口座の個別株もおしなべて不振で、ダブルインバースの巨大マイナスに飲み込まれています。

年間でも数えるくらいのポートフォリオ大不振の日でした。

 

今日のザラ場中に第3四半期決算を発表したウチヤマホールディングス (6059)。

売上高から純利益まで、前年同期比の増減率は第2四半期の時よりも良くなっています。

営業利益の進捗率が65.3%なのが気になりますが、その一方で純利益の進捗率は111.1%と、既に通期予想を達成。

しかしながら、通期予想の修正は無し。

これはニプロ (8086)で痛い目を見たパターンですが、第4四半期の3ヶ月は赤字になりますという堂々たる宣言でよろしいのでしょうか?

決算発表前には、何ヶ月ぶりかで含み益に転じる時間帯もあったのに、発表後にはズル下げで撃沈。

怒りのナンピン注文を出しましたが、ぎりぎり刺さらず。

踏んだり蹴ったりです。

下げの理由は、上方修正しなかった不可解さでしょうか。

3ヶ月後の大幅な上振れ着地を妄想してやり過ごします。

 

大引け後には、買い増した後の推移が含み損がちである日本商業開発 (3252)の第3四半期決算発表。

各利益が全て、第2四半期時よりも減少しているという数字にびっくりしましたが、

通期予想は大幅に上方修正してくるという、何が何だか、新参株主にはとてもついていけない展開です。

概ね事前の予想通りという雰囲気なので、

第3四半期は赤字、第4四半期は大幅な黒字、というのが平常運転なのでしょう。おそらく。

明日の株価がどうなるか、私にはさっぱりわかりませんが、爆上げを祈念します。

グランドフライを逸す

日経平均2万円割れを期待させる展開から一転、久しぶりの狂い騰げとなりました。

おかげでダブルインバースがひどいことになっています。

その一方で、松井証券口座のスイング用保有銘柄は上昇気流をつかみ損ねているものが多く、ちょっと期待外れ。

買い増したばかりの日本商業開発 (3252)はしっかり騰がってほしかったです。

 

SBI証券口座の銘柄では、分水嶺に差し掛かっているものが多数。

 

リコーリース (8566)は、横ばいの75日線を上抜く絶好の形。

明日反落せずに値持ちが良ければ、本格的な反騰局面の到来が期待できます。

 

先週金曜日引け後の決算発表を受けた近鉄エクスプレス (9375)も、

プラス11.18%と動意付いて、リコーリースと同じ形状のチャートに。

他にも、全国保証 (7164)や、松井証券口座のウチヤマホールディングス (6059)とルネサスイーストン (9995)がほぼ同じ局面になっています。

 

また、キヤノン (7751)やNTTドコモ (9437)、KDDI (9433)は75日線がまだ下向きではあるものの、ローソクがそれに絡みついている状態。

多くの銘柄が分岐点に差し掛かっていて、この後どちらに転ぶかによって、今後の中期的な展開が全く変わってきそうです。

 

JT (2914)もプラス3.19%と堅調でしたが、先週金曜日の下落も含めて、

相場を道なりに進んでいるだけという感じが否めないので、

先週木曜日の引け後に発表した決算発表内容に対する市場の評価はまだ明確でない気がします。

 

この週末、グランドフライを堪能すべく優待券を持ってマクドナルドに行ったのですが、

土曜日は大丈夫だったものの、月曜日には既に販売が終了してしまっていました。

こんなに販売期間が短いのは誤算でした。

そもそも、グランドフライを食べられないのであれば、優待券の最後の1枚を急いで使う必要も無かったのですが……。

 

一週間ほど前から変な鼻水が出てきていますが、もしかして早くも花粉症?

コズミックフロント ”ネクスト”

私は宇宙物理学とか、天文学に興味があります。

「加速膨張」「ブラックホール」「ダークマター」「ダークエネルギー」「ビッグバン」

とかいったキーワードでわくわくするタイプ。

 

NHKの「コズミックフロント」という番組は、

こういった分野の特集がよくあるので、好んで視聴していました。

 

現在は、ドラゴンボール”ゼット”を彷彿とさせる不要な番組名改変を経て「コズミックフロントネクスト”」となり、

番組の雰囲気を著しく毀損してしまっています……。

 

先日は、地球外生命体についての特集でしたが、私はこれにはほとんど興味がありません。

微生物のようなレベルであれば、探索さえできればそこかしこで発見されそうですし、

また、対象を「知的生命体」に限って言えば、素人なりに自信満々の結論予想があります。

 

「全宇宙をひっくるめれば、地球並みに知的生命体を有する星はゴマンとあるが、

そのそれぞれの知的生命体が互いに出会う(実際に顔を付き合わせる)ことは起こり得ない」

 

星の数があまりに「天文学的」であるが故に、地球のような条件を備えた星だって無数にあるでしょうし、

一方で、宇宙があまりに広大すぎるが故に、

そういった星同士が互いにコンタクト可能なほど隣接している可能性もほぼないということです。

 

従って、「地球外生命体の探索」という分野から、わくわくするようなニュースが飛び出してくるとは思えないのです。

 

興味があるのは、

ビッグバン以前の宇宙がどんなものだったのか?

加速膨張している宇宙の外側はどうなっているのか?

加速膨張の果てに宇宙はどうなるのか?

 

本を読んで勉強してみたいです。

サンバイオ騒動にて

先週からサンバイオ (4592)の話題が喧しいですが、

このサンバイオに大勝負をかけて撃沈した方のブログも、ネット界隈で話題になっています。

本意気の信用取引にまで手を染めていたため、ゼロになるどころか、莫大なマイナスになってしまったそうです。

 

憚りながら、人が損するのを目の当たりにしたり、人よりも安く買えたりすると気分が良くなる私は、

筋金入りの性悪だということを自認しています。

今回のサンバイオ地獄の阿鼻叫喚の様も、対岸の火事として興味深く見物していました。

その流れで件のブログを訪問したのですが、記事を読んだ後の心境の変化については、ちょっと予想していませんでした。

 

そのブログの著者は、凄まじい状況に置かれているのにも関わらず、努めて冷静で節義のある文面を保っていました。

自暴自棄になったり、ブログの更新をやめてしまったりというのが常套だと思うのですが、

そうはならないところが、ブログ著者の人柄を表しているのではないでしょうか。

 

性悪な野次馬としてそのブログを訪問した私でしたが、現在では当初の感情は完全に消失し、

なんとかこの難局を乗り切って欲しいと応援する気持ちになっています。

 

コメント欄を見ても、私のような読者が多い様子で、

本来ならばもっと群がってきても良さそうな下品な虫は、それほどたかってきてはいません。

ブログ主の品性に応じた読者が集まる傾向があるとすれば、それは好ましいことです。

 

一方で最近になって、ブログ著者の精神状態がやや不安定になってきているようで、心配になっています。

あまりにもレベルの低い虫の羽音は流してきていましたが、

2月6日の記事では、底辺中の底辺なコメントに反論をされていました。

精神的に弱っている最中にあって、自制しきれなかったようです。

 

その「虫」の言い分は箸にも棒にもかからない内容で、

「このブログを見てサンバイオ株を買った人に謝るべきだ」という、全裸で大通りを歩いているレベルの恥ずかしさです。

読んでいるこちらまで恥ずかしくなるレベルですが、なんとこれに同調するコメントもあるのが更に驚き。

株式投資に関して、私は自分を初級者だと思っていますが、

それよりも明らかに下、まさに底辺を這いずり回っているコックローチ君と言うべきでしょうか。

いや、それでは必死に生きているコックローチ君に失礼ですね。

 

状況によっては、相場から退場を余儀なくされる投資家もいるそうですが、

そういう「虫」さんたちには、そのフラグが揚々とはためいています。

いずれ紫外線殺虫ライトに自ら飛び込んで焼かれていく運命なのでしょうから、

そんな虫の羽音は気にすることなく、ブログ主さんが態勢を立て直していけることを遠くから祈って見守っています。