三太夫の「おれのいうことは正しい」

「株式投資」「将棋」「動物」をこよなく愛する頑固なひねくれ者の悠々自適な晴耕雨読生活

金融緩和の出口

確かECBが金融緩和を始めたのは、日銀よりもかなり後からだったような気がしますが、

その出口への到達は随分と早くなりました。

日銀の場合、最近はさすがに「追加緩和」という声は全く聞かれなくなったものの、

出口の「で」の字はまだまだ、といった雰囲気ですので、すごい差です。

 

自分も片棒を担いでいるかもという自覚はありますが、

デフレ下でしみついた国民の節約志向があまりにも強すぎるのでしょうか。

私の場合、自分が無駄だと思うことには一切出費しませんが、

逆に、欲しいと思うものに対しては、お金に糸目をつけませんので、

それで差し引きちょうどゼロくらいじゃないかなと思っています。

 

TOPIXが下がったら日銀がETFを買いこんでくれるという、信じられないようなぬるま湯状態がずっと続いていますが、

このETF買いが株価に及ぼす効果については、購入による直接的な作用だけではなく、

日銀が支えてくれるから大丈夫という心理的な部分でも大きなものがあると思います。

 

これが無くなった時、更には日銀がETFを売却することで逆回転が始まった時、

相場はいったいどうなるのか、経験の浅い素人には皆目見当がつきません。

当事者の専門家には、ちゃんと見通しがあると信じたいところですが、

社会保障制度のように、臭いものに蓋をして無責任に先送りにするつもりの気がします。

それこそ、ハイパーインフレのような極端な状況に見舞われる可能性も夢物語ではないのかもしれません。

やっぱり力んでは駄目

大谷投手が、肘という深刻な部位を故障してしまいました。

やはり、過剰に力んでいる全力投球が原因だと思います。

 

現実的には、大いに力んで投げた場合と、リリースの時だけに力を集中した場合で球速はさほど変わらず、

球質はむしろ後者の方が優れているくらいではないでしょうか。

しかしながら、「力まない方がいい」という理屈は至極単純でわかりやすいのにも関わらず、

それを実行するのは非常に難しいというのも、経験上よくわかります。

 

これまでにプロ野球で色んな投手を見てきましたが、

明らかに力感のある投球フォームで、息長く活躍した例は皆無だという印象があります。

長くても5-6年で故障してしまい、長い治療を経て復帰しても球威は戻らず、さりとてモデルチェンジもできず、

もがいて消えていくというのが通例ではないでしょうか。

 

一方で、例えばドラゴンズの岩瀬投手は、力みなく理にかなった理想的なフォームだと思いますが、

本格派の投球スタイルで、しかも長年酷使されたにも関わらず、長い現役生活を全うできています。

 

力まない投球スタイルについては、誰にでもものにできる訳ではないと思いますが、

大谷投手には可能なのではないかと思います。

恵まれた体格もありますので、現在のフォームのままで、

リリース時の指先のみに力を入れるイメージをキープできれば、キレが良く打たれにくい球が行く筈です。

 

全盛期の藤川球児投手も、変な力みはないフォームから、伝説的なストレートを投げていたと思いますが、

確か、手術を要するような肘や肩の深刻な故障はしていないのではないかと思います。

JTは勢いを維持して、残り7営業日

JT (2914)が続伸を継続し、権利落ち「直後」の値幅はカバーできそうなくらいの含み益になってきました。

このまま行くなら、権利前に売るや売らざるやという雑念に悩まされる心配はいらなさそうです。

KDDI (9433)も同様ですが、これまでのところは、

「大型優待高配当株が下落トレンドで総悲観になったら買い」で報われるという展開になっています。

KDDIはかなり買い込みましたが、JTの方は、ちょっと腰が引けて買いそびれました。

うまくいくケースばかりではないでしょうから、これくらい腰が引けていた方がいいのかもしれません。

 

配当金の振込が来週の月曜日なので、

お楽しみの幕開けを告げる全国保障 (7164)、リコーリース (8566)、日本管財 (9728)の優待の到着は、

来週前半になりそうです。

 

3月決算企業の期末配当と優待の到着は、梅雨ともろに重なっていますが、

今年は入梅が早かった割に、序盤は意外と天気が良い気がします。

確か去年は7月後半まで梅雨明けがずれ込んだような覚えがありますが、

今年は入りが早かった分、明けも早くなってくれるでしょうか。

夏が大好きなので、梅雨明け時の気分の良さは格別です。

日経平均23,000円で二番天井になるか

日経平均は、およそ1ヶ月前に続いて23,000円で跳ね返された形になりそうです。

これで二番天井となって、一気に25日線、75日線、200日線を下に突き抜けないかなと期待しています。

売れるものは売ってしまったので、バーゲンセールが開催されないと買い物ができません。

 

JT (2914)は逆行高で続伸しましたが、どうも全体の流れに逆行することが多い気がします。

何故か、あおぞら銀行 (8304)も逆行高してくれたたので、

ポートフォリオの下げ幅は指数の4分の1くらいで済みました。

 

みちのく銀行 (8350)は、ナンピンと利益確定でなんとか買値を下げながら保有していきたいのですが、

一応、浮きつ沈みつという打ってつけの動きをしています。

ずっとナンピン買いの機会を窺ってはいるものの、

いざ下がった時は、いかにももっと下に行ってしまいそうな雰囲気が出ていて、なかなか踏み切れません。

今日で、またほぼ買値に戻りましたが、ちょうど買値を中心として、上下に2-4%くらいのスイングを続けています。

もし次に下限に近づいた時に買ったとすると、絶対レンジを割って下に走ってしまうんでしょうが……。

配当権利日に向けて、JTがいい感じ

JT (2914)がとてもいい感じで、2月の急落後の上値を抜いてきました。

この水準であれば、心置きなく400株を保有したまま権利落ちを迎えられます。

今週は75日線を上に抜けましたし、現在はほぼ横ばいになっているこの75日線が上向けば、

200日線が落ちてくる3,300円から3,400円くらいまで行きそうな気がしてきました。

まったく現金なものです。

もっとも、JTに関しては、株価よりも業績と配当の維持が至上命題ではあります。

 

共に2倍株が目前となっている、日本マクドナルドホールディングス (2702)は更に続伸、

イオン (8267)は小休止でした。

日本マクドナルドホールディングスも、JTと同じく権利日が迫っています。

これだけ騰がってしまうと、権利落ちが果たしてどうなるのか、怖くも興味深いところです。

 

昨日、早々と売ってしまった積水ハウス (1928)は、前場はもたついたものの、後場に動いて続伸でした。

結果的には早売りとなった感じですが、メインの1,000株は保有していますので、

急落を3分の2ほど帳消しにしたのは素直に喜ばしいです。

 

今週末あたりには、3月優待到着ピークの先陣を切って、リコーリース (8566)と全国保証 (7164)、

そしてJPX (8697)からクオカードが届く見込みです。

保有しているクオカード優待銘柄は8つになってしまいましたが、

そのうち5つは2,000円以上の高額クオカードなので、ひとつひとつの貰い甲斐は相当あって楽しみです。

歴史的な大茶番劇

昨日の急落を受けて、スイング用に松井証券で購入した積水ハウス (1928)ですが、

今日は、思ったよりも強く反発しました。

これはこれで嬉しいのですが、ちょっと反発の度合いが強く、

しばらくボラティリティが大きい状態が続くかもしれませんので、安全をみて1日で売却してしまいました。

税引き後で2,600円くらいの利益です。

このまま急落が無かったことになるならそれでよし、また下がるなら再び参戦です。

 

SBI証券の「評価レポート」で、あおぞら銀行 (8304)について、

ゼロ金利政策下にも関わらず、本業である資金利益が堅調と評価し、

レイティングが5段階の3から4に引き上げられています。

なかなか頼もしいですが、庶民にとっては嫌らしい「高所得者向け」というビジネスモデルの賜物でしょうか。

 

よく、「失った信用を取り戻すのは容易ではない」と言われます。

過去に繰り返し二枚舌を使った前科があり、

遺骨だと称して他人の骨を送りつけたことすらあるツワモノについて、

今回はその発言を真に受けようと思える理由を、誰かどうか私に教えて下さい。

 

皆さん、よっぽど人が良い性善説信者なのですね。

筋金入りの性悪である私などの理解が、到底及ぶところではありません。

私の目には、「歴史的」などともてはやしている人達の危機管理能力が、オレオレ詐欺の被害者と同じレベルにしか見えませんので……。

 

という訳で、今回も企みがうまくいきそうで良かったね。肥満醜男さん!

こんな世紀の大茶番劇を画策しなければいけないくらいに追い詰められているということを露呈した以上、

もし私が米大統領だったら、手綱を緩めずに息の根を止めにいくところですよ。

積水ハウスが決算発表を受けて急落

先週金曜日の第1四半期決算発表を受けて、積水ハウス (1928)が急落。

マイナス6.98%ということで、この1銘柄だけでポートフォリオが14万円減です。

 

減益でいまいちの数字とは言え、概ね3ヶ月前に発表した今期見通しに沿った内容なのですが……。

7月は配当権利月ですし、このタイミングでの急落はチャンスかもしれません。

という訳で、SBI証券で買うと買付単価が上がってしまうのが嫌なので、

松井証券の口座にて1,870円で100株を買い付けました。

邪な心で、7月の権利日までの利益確定を目指します。

 

今日は、JT (2914)が一瞬水面に出る場面がありましたが、

よくよく考えると、配当の権利日があと11営業日に迫っています。

5%の高配当を誇るということは、権利日後には2.5%の下落が約束されています。

権利日直前に2.5%分(70円程度)の含み益が確保できていなかった場合には、

優待用の200株以外を一旦売ってしまい、権利落ち後に買い戻すという手が頭を過ぎります。

含み損状態だった場合には、そもそもどうしようもない訳ではありますが。

 

イオン (8267)は、更に陽線を立てて突っ走っています。

日本マクドナルドホールディングス (2702)と共に、買値の2倍が見えてきました。