三太夫の「おれのいうことは正しい」

「株式投資」「将棋」「動物」をこよなく愛する頑固なひねくれ者の悠々自適な晴耕雨読生活

久しぶりに聞いた「地政学的リスク」

地政学的リスク」という言葉を久しぶりに聞きました。

ロシアのクリミア編入がかまびすしかった頃は、耳にタコができていたものですが。

株価材料キーワードの流行り廃りの激しさは相当なものです。

今となっては、ギリシャの債務がどうなっているのかとか、上海の株価の現況とか、全く把握していませんし。

 

戦争が、愚かな「下策」であることは間違いないですが、

どんな結果を求めているかによっては、必ずしも「最下策」にはなるとは限らないのではないでしょうか。

紳士的に外交交渉すれば、拉致被害者全員を無事に帰国させられる可能性がわずかでもある、

と本気で思っている人はいるのでしょうか。

そういう次元の相手ではないのは明白で、

唯一、日本人を救出できる可能性があるとすれば、軍事行動で相手を完全に滅ぼした時しかあり得ないと思います。

もちろんそれには相当の犠牲を伴うでしょうが、

日本人の救出を最優先目的とするならば、この場合には戦争しか方法が無いので、

犠牲も甘受すべきであり、戦争が最下策とは言えなくなります。

 

それに対して、あくまで「戦争は最下策で、いかなる場合でも避けるべき」という前提であるならば、

日本人の救出は到底実現不可能であり、話の通じない相手との不毛な交渉は一切やめて、完全に断絶するという一択あるのみです。

この問題に関して「最下策」なのは、現在行っている不毛で中途半端な外交交渉に他なりません。

費やしたものに見合う結果が得られる可能性は、ほぼゼロだからです。

 

その「地政学的リスク」によって原油価格が上がったおかげで、

今日のポートフォリオは、大差をつけて指数を上回ることができました。

日経平均のプラス0.36%TOPIXのプラス0.65%に対して、プラス1.18%です。

 

ただ、原油ETFにひっぱられた分が大きいだけなので、

例えば、すかいらーく (3197)は続落、

やっぱり我慢できずに今日買ってしまった日産自動車 (7201)は早速含み損と、個別株はイマイチな様相です。

 

リコーリース (8566)は下げ止まったかな、という気がしないでもないですが、

考えてみるとこの銘柄は、1年くらい前に購入した時から長い下落、一転して長い上昇、

と来ていますので、各トレンドの周期が長い特徴があるのかもしれません。

だとすると、落ち始めてからまだ2週間弱という現在は、下落トレンドのほんの序盤戦なのか……。

ダブルインバースがあと(まだ)1.50%

騰落銘柄数からすると、日経平均ももっと下がっていそうな雰囲気だったみたいですが、

ポートフォリオは、騰落数そのままのくらくらしそうな幅の下落となりました。

マイナス1.90%ということで、日経平均のマイナス1.40%、TOPIXのマイナス1.64%に劣後です。

含み益はピーク時の3分の1くらいになりましたが、昨日2銘柄を利益確定したのはラッキーだったのかも。

 

すかいらーく (3197)は、あえなく含み損。

早すぎて、しかもナンピンでない買い増しにかなり後悔です。

 

高値水準にあったとは言え、ニプロ (8086)のマイナス5.48%もこたえます。

リコーリース (8566)も、どこで下げ止まるのやら……。

 

日産自動車 (7201)は1,000円で100株だけ指値をしていましたが、ぎりぎり刺さりませんでした。

明日以降もこの水準に留まるようなら、買ってしまうかもしれません。

自動車銘柄はものすごく刺激的なチャートになっていますので、

見てしまうと買いたい衝動が込み上げてきます。

 

一方で、ダブルインバースはマイナス1.50%と、あと一息。

一時期の見積もりでは、今日くらいの日経平均水準で水面に出ている予定だったのですが、

なかなか思い通りには行きません。

ただ、ダブルインバースがプラ転した場合でも、個別株の含み益は保てそうです。

これはダブルインバース作戦戦果の最低ライン。

 

明日は金曜日ですし、どうせなら大幅続落してほしいです。

今日くらい落ちれば、ダブルインバースを利益確定できるところまで到達しそうですので。

オカダアイヨンとコシダカホールディングスを利益確定

1ヶ月前には200株で7万円の含み益があったオカダアイヨン (6294)。

3月8日をピークにきれいな下り坂となり、

3月22日に25日線、3月31日には75日線を下に突き抜け、

現在の25日線は既に下向き、75日線も横ばいで下向き寸前です。

という現状を鑑み、今日、税抜き後で約8,000円の利益にて売却しました。

間が悪く今日の大底で売却というケチもついてしまいましたが、それは別として、

早売りをじっと我慢して、トレンド転換を待ってから売ると、こういう感じになってしまうのでしょうか。

 

天井圏でしばらく横ばいが続いていれば、下落が始まってからトレンド転換までの日数が短いと思いますが、

今回のように、天井到達してすぐに下落を開始した場合、トレンド転換した頃には含み益の大半が吹き飛んでいます。

やっぱり売るタイミングも逆張りで決めた方が……。

先の優待改悪によって、保有する基準を満たさなくなっていたので、

含み損に逆戻りする前に精算できたことで良し、と言い聞かせています。

 

ひとつ売ってしまうと勢いがつき、コシダカホールディングス (2157)も利益確定してしまいました。

大好きなカタログギフト優待なのですが、配当利回りはそれほどでもなく、業種もピンとこないので、

保有していることに固執はしていない銘柄でした。

昨夏に買った直後に結構な含み損に沈みましたが、その後V字回復。

水面に出た直後の早売り衝動に耐え、利が乗るまで珍しく待てていました。

まだ下落トレンドに転換はしていませんし、まだ騰がる余地があるのかもしれませんが、

買付余力があまりにも乏しくなっている現状もあり、

オカダアイヨンの余勢を駆って、売る決断に及びました。

 

逆張り心をくすぐるチャートと言えば、自動車銘柄が見事に下落しています。

特に日産自動車 (7201)は、配当利回りが4.6%を超えているので嫌でも目をひきます。

典型的な「落ちるナイフ」なんだと思いますが、

トヨタ自動車 (7203)とは違って株価が安いので、100株なら飛びついてもいいかな、とも。

 

同じような内容を頻繁に見かけているような気がしますが、

今日の日経新聞キヤノンの記事が載っていました。

有機ELや医療という新分野の成長性についての論評です。

それらの屋台骨を担う子会社、キヤノントッキと東芝メディカルシステムズの今後見通しについて、

わずかながら好意的に書かれている気がします。

御手洗CEOの「減配はしない」との発言も紹介されており、これは大きなポイント。

今期だけではなく、これからも長期的に高配当を維持して頂きたいと切望してやまない、

私のポートフォリオの最重要銘柄の一つです。

雲行きが怪しいのは歓迎だけど

ちょっと相場の雰囲気が変わってきたでしょうか。

ポートフォリオは、日経平均が優に200円以上下がっていそうなくらいボロボロです。

好調な月次売上高を発表したサカイ引越センター (9039)と、

レイティングの引き上げがあったらしい全国保証 (7164)が逆行高でしたが、

その上げ幅すら、後場にはかき消され気味でした。

 

東京マーケットワイドで紹介していましたが、

トヨタ自動車 (7203)なんかは、トランプラリーで騰がった分がほぼ帳消しになっています。

持ち株でも積水ハウス (1928)、リコーリース (8566)はここ5日続落、

オカダアイヨン (6294)に至っては、4週間近く下り坂を転がり中です。

 

大きな下げが来るのは歓迎なのですが、その際の支えとなるダブルインバースの動向がイマイチで、

ダブルインバースと日経平均との相関誤差がここ最近とみに広がっています。

ナンピンして誤差調整を行うためにも、まずは昨年11月9日以来2回目の利益確定を実現したいところ。

今日くらいの下げをあと3回くらい喰らわないと水面に出なさそうなので、

いつのまにかダブルインバースの含み損解消ラインは日経平均で18,200円くらいまで下がってしまっています。

一時期は18,600円くらいだったので、相当な目減りとなりました。

 

すかいらーく (3197)も全く好転の兆し無しですが、

天気がこうも荒れ模様だと、銘柄自身の勢いを推し量りかねます。

買い増しはナンピンのみという原則を破ってまで購入したのに、

買い増した後で含み損転落というのは悲し過ぎますが……。

三菱UFJフィナンシャル・グループの優待到着

41日(土)に、三菱UFJフィナンシャル・グループ (8306)の優待が到着しました。

昨年9月に権利が確定してから半年を経ての到着ですが、タオル2枚です。

 

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トランプラリーの初動で100株を利益確定してしまい、現在は100株のみの保有

相場全体が暴落した際に安く仕込んで、回復局面で売却益を出そうというのが元々の購入目的でした。

しかし、ナンピンする前に騰がってしまい、

200株しか買えていない状態でトランプラリーに巻き込まれてしまったので、

何とも中途半端な状態になってしまっています。

 

現状の100株では、たとえ株価が2倍になったとしても利益はたかが知れていますので、

100株保有でささやかな配当と優待タオルを頂きつつ、

来たるべき大暴落局面での買い増しを狙っていきたいと思います。

 

すかいらーく (3197)が、なかなかすっきりしません。

すんなり上がっていかないことで不安に駆られて、いったん手放している人もいるようですので、

その辺りを反映した値動きなのかもしれません。

優待改悪を懸念するならば、及び腰になるのもわかりますが、

さすがに6月と12月の優待を最低1回ずつ実施するまでは改悪は無いと思います。

これ以上ぐずぐずしているなら、更に買い向かってやろうかという気にもなってくるのですが、

先立つものが乏しいのが厳しいところ……。

学生時代の勉強方法は我流あるのみ

アメトーークの「勉強大好き芸人」を見ました。

 

日曜のゴールデンで放送する企画については、

「一般向けするものを」という意図が強く感じられますが、

これまでの放送を観てきた個人的な感想は、ほぼ全部ハズレです。

いつも録画して観ていますが、2回目を観ようと思える回は皆無でした。

 

特にビビり-1グランプリはひどすぎます。

多くの芸人さんの本職は、ネタか面白いトークで笑わせてくれることだと私は考えていますし、

制作側から要求されて本意でなく行っているのかもしれませんが、

あまりにも演技がお粗末すぎて、笑えないどころか、見るに堪えません。

普通に素の反応をしたのでは番組にならないのはわかりますが、

大袈裟に演技をしているのがバレバレなのではどうしようもありません。

繰り返しになりますが、これは芸人さんの責任ではなくて、制作サイドの問題です。

 

勉強大好き芸人に戻りますが、各出演者の勉強方法に共感できるところは多くなかったですし、

他人のテクニックを知ること自体も、それほど面白いものでもありませんでした。

そもそも文系科目を前提とした話に終始していましたし。

 

一方で、勉強していない現役の学生、あるいは昔勉強していなかった社会人にとっては、

全く興味の湧かない内容だったのではないでしょうか。

 

おそらく制作側が一番のターゲットにしたのは、自分の勉強の参考にしようと思って観る現役の学生だと思います。

しかし、効果的な勉強のスタイルというのはまさに十人十色で、他人の手法はほとんど参考になりません。

更に、自分に一番合う勉強方法を確立することも実力のうちで、

それが自力でできないというのであれば、そこまでの力量だということです。

他人を参考にしたいという思考は、本質的に勉強には向いていないという明らかなサインだと思います。

 

部分的には、万人に当てはまって一般化できるテクニックもあるかもしれませんが、

番組の中にはそのようなものは無かったような気がします。

 

因みに「ノートの取り方」というのは勉強のテクニック以前の初歩的な問題で、

あの放送を観て「なるほど」と頷いているレベルでは、残念ながらどうしようもありません。

 

学生時代の勉強というと、何故、生きていくのに必要な情報を義務教育で教えないのでしょうか。

医療保険や年金の仕組み、税金や遺産相続の知識など、

将来の進路に関わらず、全員にあまねく必要になる知識を義務教育で教えずして、どこで学べというのでしょうか。

森内九段への期待

順位戦A級から降格した森内九段が、フリークラス転出宣言をしました。

とてもびっくりしましたし、ファンとしてはいいようのない寂しい気持ちが湧いてきます。

 

昨年の名人戦の際、実際に使用された盤駒に両対局者がサインしたものが販売されました。

金額は確か300万円でしたが、

もし羽生さんと森内さんの対局(どちらが名人、どちらが挑戦者でも)であったとしたら、

購入を真剣に検討するつもりでした。

お二人のファンにとっては、それくらいの価値は優にあります。

 

これで、お二人による名人戦の可能性が無くなってしまったことになりますが、

永世名人としての森内九段の決断を尊重して、これまでの数多くの名局を讃えたいと思います。

 

御本人のお考えはわかりませんが、

今後は是非、長年のライバルの一人でもある佐藤康光会長を支える立場になって頂けたら嬉しいです。

森内九段の人柄と思慮深さは、現在の難局にある将棋界をいい方向へ導く強い力になる筈ですから。