三太夫の「おれのいうことは正しい」

「株式投資」「将棋」「動物」をこよなく愛する頑固なひねくれ者の悠々自適な晴耕雨読生活

問題児、イーブックイニシアティブジャパン

ポートフォリオの中でも塩漬け中の塩漬けと言える精鋭部隊のひとつが、

イーブックイニシアティブジャパン (3658)です。

株式投資を始めて半年後くらいに買ってしまった、無配の超問題児。

2-3年に及ぶ超長期の下落トレンドの序盤で買ってしまったため、

株価が買値の半分くらいになるという惨状を経験しているツワモノです。

現在の株価は安定の横ばいになっていますので、底を打ってはいるようです。

 

恐怖の無配銘柄ですが、優待としては電子図書券をもらえますので、

ありがたく(!)、一年あたりコミックスを4-5冊くらい購入しています。

事業拡大に伴う投資に回しているために無配なのだと思いますが、

そろそろ配当を出して欲しいものです。

 

この銘柄、材料が出て度々噴火するという特徴を持っていて、

持ち銘柄の中では、ストップ高を演じた「回数」ではダントツのトップだと思います。

ただ、含み損の解消にはストップ高を何日も続けないといけませんので、

毎回冷めた目で眺めているのですが、今日も噴火しました。

先週金曜日に出した決算がきっかけなのは間違いないと思うのですが、

その中の具体的な要因はさっぱりわかりません。

経常利益が僅かながら黒字に転換したから?

ヤフーとの提携による今後の業績期待?

 

とりあえず今日は、200株分がストップ高でプラス30,000円となりましたが、

これが無かったら全体ではマイナスでした。

その戦犯は何と言っても原油ETF

この3日間のクラクラするほどの急落で、〆てマイナス196,000円也。

損切りをするか否か、するならどのタイミングか。

中長期的には、こいつが一番の頭痛の種です。

かぶみさんの援護射撃

株式投資界における諸先輩方の色々なブログを毎日楽しみに拝見していますが、

一番お気に入りなのは、かぶみさんの「かぶみのトホホ株日記」です。

 

読み物としてもとても面白く、且つ、かぶみさんの分析が参考になる、

気がします(私の知識では理解できない部分も多いのですが)。

もちろん御自分で実際に売買されている訳ですから説得力があり、

下手なアナリストの方の言よりは、かぶみさんの御意見を参考にさせて頂くことが多いです。

 

かぶみさんはやや短期のスイングトレード派ですので、

配当目的での長期保有派である私と銘柄がかぶることはあんまりないのですが、

一昨日はキヤノン (7751)を推すコメントがあり、ちょっと嬉しくなりました。

しかも、かぶみさんはスイングトレードの対象として昨日買われていますので、

まだ上昇余地があると踏んでいらっしゃるのは心強いです。

更に、短期的なチャートのテクニカル面だけではなく、今期の業績についてもポジティブな見解を。

 

キヤノンの今期業績は、私のポートフォリオに非常に大きな影響を及ぼします。

かぶみさんが大きな利益を得て、今期も150円配を維持する展開になりますように……。

今年の花粉症

もう花粉の飛散量はピークを迎えているようですが、

症状のレベルとしては、まだ薬を飲まなくても我慢できる程度。

体内に取り込んだ花粉量の積算が閾値を超えるとひどい状態に陥るというイメージですので、

本番はまだまだこれからです。

 

年ごとに飛散量が全然違うので、もちろん比較は難しいのですが、

年齢とともに症状が弱まっているような気がしないでもありません。

体質が少しずつ改善しているのかも、などと期待してしまいます。

免疫の反応は鈍くなるのは、諸刃の剣でもありそうですが。

とにかく外に出ないのが一番なので、もしリタイアできたとしたら、3月は籠城する一ヶ月にしたいです。

 

あと2-3週間くらい、なんとか3月中で症状が治まってくれますように。

4月になると草野球も始まりますが、マスクをしてティッシュを大量に持って野球場に行ったり、

ベンチで鼻をかんでから守りに行くのも嫌なものです。

 

花粉症の鼻水と花見の喧騒が重なっているので、3月後半は極めて不快感が強い時期です。

あの乱痴気お馬鹿騒ぎを楽しいと思う感覚は、私の中には微塵もありません……。

いつも通り慣れた近所の公園を他所者に荒らされている気分です。

昨夏のお馬鹿モンGO騒ぎもしかり。

もし任天堂株を持っていたとすれば、仏の微笑みで眺めていられたかもしれませんが、

公園内の通り抜けすらままならない状況は、不快の極みでした。

肩透かし

昨日の決算発表を受けて、楽しみにしていた積水ハウス (1928)の株価。

寄り付き後10時過ぎくらいまでは順調に滑りだしたのですが、

その後は急速に失速して、微プラスで終了しました。

「材料出尽くし」の不条理な大幅下落にはなりませんでしたが、

昨日のいい気分そのままに、というほど甘くもありませんでした。

 

あらためて昨日の決算内容を考えると、

「材料出尽くしでひと段落なので、ここでひとまず売っておこう」というよりは、

「これから伸びていく材料に溢れているので、ここで買っておこう」となる気がするのですが……。

 

一方で、原油価格の派手な下落が気がかりです。

原油ETFのせいで、ポートフォリオ全体はプラスではあるものの指数には大敗でした。

ポートフォリオの中では、この地合の中で二プロ (8086)と三井物産 (8031)がなんとマイナス。

キヤノン (7751)とサカイ引越センター (9039)の頑張りがなかったら、全体でもマイナスでした。

 

ついでにプラチナ価格もここ数日で派手に下落しています。

プラチナ地金は、向こう5-6年以内で5,000円/gを目標に売却しようと思っているのですが、

果たしてそのような機会が巡ってくるかどうか。

もう何年もの間、金価格に劣後してしまうような軟調な価格が続いていてイマイチです。

やっぱり資産を投入するなら個別株式の方がいいです。

積水ハウス、満額回答(以上)!

居住まいを正して迎えた積水ハウス (1928)の本決算発表。

その内容は……、期待以上の満額回答でした。

 

経常利益は、市場コンセンサスとされた181,710(百万円)を超える190.989(百万円)。

1株あたり純利益は、期初の予想が161.07円。

これを中間期に163.26円に上方修正しましたが、結局175.48円と更に上ぶれて着地しました。

来期の予想は185.49円で、そこから生まれる注目の配当予想は、なんと75円でした!

前回の54円→64円に続く、大幅な増配です。

増配の流れを安定して継続して欲しいので、もうちょっとゆっくりなペースでもいいのでは?

と心配になるくらいです。

 

また、向こう3年間をカバーする力強い中期経営計画も発表され、着実に売上と利益を伸ばしていく姿勢を示しました。

特にこの中期計画の3年目、平成32年1月期の伸びが顕著な内容になっています。

 

更には、発行済株式総数の2.68%に当たる自己株式の消却も。

永久株主としては、自社株買いよりも、1株利益に直に効いてくる消却の方が嬉しいです。

 

さあ、これだけ材料が出れば、昨日今日とフライング気味に騰がっていた株価ではありますが、

明日、出尽くしで落ちることはないのではと思います。

株価の上下は、私の実利にはほとんど関係ない訳ではありますが、

それでも気分は悪くないですから、明日の動向を楽しみにしたいと思います。

 

さすが持ち株中の序列1位タイの銘柄、というべき堂々たる本決算発表でした。

これからも末長くよろしくお願いします。

 

一方で今日のポートフォリオは、昨夜の原油価格が目の覚めるくらい下がっていたので、

大幅下落もやむなしという覚悟をしていましたが、

なんと微プラスという、こちらも僥倖な結果となりました。

 

ニプロ (8086)は、株式分割を考慮すると事実上の上場来高値圏でプラス2.35%。

そしてキヤノン (7751)はレーティングの風がまだ残っていたのか、プラス1.00%となり、原油ETFの傷を埋めてくれました。

ナイスチームプレーです。

 

キヤノン積水ハウスと、幸先のよい2017年のスタートが切れましたので、

来月の小売業、再来月の3月決算企業の本決算も、この調子で乗り切れますように。

決戦前日に大陽線

決算発表を明日に控えた積水ハウス (1928)ですが、

昨日、2020年1月期に海外売上高を2017年1月期比で2倍強にするという記事が日経新聞に出ていました。

アメリカとオーストラリアでの新規開拓を進めるとのこと。

何かしらものを作る企業にとっては、海外で利益を稼ぐことは長期的には必須になると思いますので、

半永久的な株主を決め込んでいる私にとっては、大歓迎な方針です。

今日の株価はかなりの上昇となり大陽線でした。

明日の決算発表を控えて、意味深といえば意味深です。

 

今日のポートフォリオは、

上記の積水ハウスのプラス2.90%に加えて、

ニプロ (8086)のプラス1.55%、

オカダアイヨン (6294)のプラス2.87%が連日の貢献をしてくれましたが、

リコーリース (8566)のマイナス1.21%が響いて、全体ではマイナス0.02%のほぼ横ばいでした。

 

含み益が膨らんでいる銘柄をどうするべきか、毎日思案しています。

かなり割安な株価で買えた気もするので、ずっと持っておいて配当と優待をもらう方がいいか、

現株価ではかなり割高になっているので、一旦利益確定して、割安になってから買い戻すチャンスを待つか。

持ったままでいて含み益が無くなってしまったり、

利益確定した後、二度と株価が下がらなくて今生の別れになったりすると後悔します。

どの選択が一番後悔が少なくて済むか、難しい精神戦が続きます。

 

何はともあれ、明日の決算発表がまず勝負です。

2日連続の逆行高

JPモルガン証券によるレーティングが、

アンダーウェイト(2,800円)からオーバーウェイト(4,100円)に変更されたせいか、

キヤノン (7751)がプラス2.23%となってポートフォリオを引っ張ってくれました。

ポートフォリオは2日連続の逆行高ということで、花粉症は悪化してきましたが、気分は悪くありません。

レーティングは当てにならないことは重々承知していますが、

東芝メディカルシステムズなど、新しい分野が順調に成長していくという判断であれば歓迎です。

はや2ヶ月が過ぎた今期の業績について、

良いスタートを切っているという情報を得てのレーティング変更だったらいいなと妄想しています。

 

キヤノン以外でも、

ニプロ (8086)がプラス2.72%、

サカイ引越センター (9039)がプラス3.63%、

オカダアイヨン (6294)がプラス6.09%、

など、昨日に引き続いて一部の銘柄による牽引が目立ちました。

 

キヤノン以外の3銘柄については、高値でのもみ合いから上放れたようなチャートになっていて、

教科書的にはかなり強いシグナルになっている気がします。

共に3月決算なので、3月28日の権利に向けて騰がっていくのでしょうか。

オカダアイヨンだけは、利益確定も可と位置付けている銘柄なのですが、

長期的にも期待できそうな気がしますし、その処遇は贅沢な悩みになりそうです。