ラハティでの世界選手権、女子ジャンプが終わりました。
実際の競技の経過を見ると、横綱相撲という内容ではありませんでしたが、
カリーナ・フォークト選手の、世界選手権とオリンピックを合わせての3連覇は見事でした。
ワールドカップでは通算でも2-3回しか優勝していないと思いますし、今期も未勝利です。
それなのにこの勝負強さ。
また、本職が警察官というのはびっくりしました。
ドイツのスポーツ選手はここ一番に強い印象がありますが、一方で日本人はやや勝負弱いかもしれません。
今回も結果論ではありますが、日本人選手はリュブノ大会を欠場して特別な調整をしたりしないで、
ワールドカップで転戦している試合の一つ、というリズムで世界選手権に臨んだ方が良かったのでは、という気もします。
スロベニア勢では、シュペラ・ロゲイユ選手は相変わらず元気がありませんでした……。
一方、ニカ・クリジュナル選手は久しぶりに画面に登場。
口を大きく開けたままで飛んでいく姿を見られて良かったです。
テレマークなど課題も多いようですが、成績はある程度伴っていて、
男女混合団体戦では、エマ・クリネツ選手と共に女子の代表に選ばれていました。
その団体戦の際に初めて名前のカタカナ表記が出て、「クリジュナル」とありました。
マーレン・ルンビュ選手は、現地のアナウンスだと「ルンビ」と言っているように聞こえます。
綴りからしてもルンビなのかなという気がしますが、NHKは「ルンビュ」。
スロベニアやノルウェーのネイティブ言語、あるいは英語での発音をなんとか確認したいです。
男女混合の団体戦は世界選手権ならではだと思いますが、これがなかなか良かったです。
ある程度エキシビジョン的な雰囲気もあるような気がしますが、
その分、選手のリラックスした表情を垣間見ることができました。
特に、NHKの中継で競技前に流れた各国の出場選手紹介の映像は最高でした。
男女混合のチームメイト同士でのリラックスした表情は、いつもの競技中とは全然違っていて新鮮です。
惜しむらくは、エントリーしていなかったロゲイユ選手と、カタリナ・アルトハウス選手を見られなかったことです。
マイナースポーツではありながら、インターネットのおかげで各選手の動画をいろいろ見られたりしますので、
ファンとしては嬉しい限りです。
ルンビ選手が、びっくりするレベルのサッカーのリフティングを披露していたり、
少し以前のアルトハウス選手が、英語のインタビューに実にたどたどしく応えていたり。
選手の素の表情が見られると、より親しみが湧いて応援する気持ちにも力が入ります。
特にジャンプ選手は競技中はゴーグルをつけていて、素顔を見る機会が少ないので尚更です。
あとワールドカップ1戦で今季も終了ですが、今冬はあっという間に過ぎてしまいました。
来季はロゲイユ選手の復活に期待します。